タイドアップもカジュアルも
トラッドな冬には、やっぱりバルカラー。
背筋が伸びるような品格を愉しむのがダブルコートなら、バルカラーは等身大でいられることの心地よさを味わえるコートだ。タイドアップでお洒落したときもニットでリラックスしたいときも、気負わずバサリと羽織って出かけられる。こんなに便利なコートはそうそうない。
とはいえ、やぱりバルカラーが最も輝くのはトラッドスタイルに合わせたときだ。上品で健康的、大人らしいのに親しみやすい。そんなトラッドの魅力が最高に引き立つのである。世界中のブランドがバルカラーを提案する今ならバリエーションもよりどりみどり。たっぷり吟味して、最高の一着を見つけよう。
タイドアップ姿も気張らず決まる
Belvest
まるでカシミア!なふわふわの着心地
スーパー180’sウールで織り上げた生地は、とびきりしなやかで羽根のように軽量。まるでカシミアのようなラグジュアリー感を味わえるコートだ。そんな極上素材の魅力を最大限引き出す仕立てもベルヴェストならでは。スーツブランドとしての技術を活かした立体的なシルエットはジャケットの上に着ても美麗。47万3000円/ベルヴェスト(伊勢丹新宿店)
【How to Style】
あえて襟を立てずサラリと着てもよし
タイドアップした装いにも馴染む汎用性もバルカラーコートの魅力。スーツの上に羽織ってもサマになるが、トラッドにまとめるならガンクラブチェックのジャケットにニットタイを合わせて。少し前なら襟を立てるのがお決まりだったが、今はあえて立てずに抜け感を出すのもアリ。
[MEN’S EX Winter 2024の記事を再構成]
※表示価格は税込み。