春夏コーデ『素敵』の秘密とは?プレイバック座談会 #1スタッフ陣の“好き”なコーデ検証
今、惹きつけられるスタイルと“実は”な決め手
本誌3月~6・7月合併号の中で、本誌スタッフ陣がとくに好きな春夏コーデについてクロストーク。それを印象づけた“実は”なキーアイテムやテク、スタイリストのこだわりも改めて検証する。
ほんの少しのヒネリやハズシが洒脱さの鍵
全会一致で好印象の「クレマ」タイ
「タイの結び方にひと工夫あり」
今座談会前に編集部内で実施したアンケートによると、スーツの着こなしで一番人気は【1】の「クレマタイ」のコーデか。このVゾーンの合わせ、好きなんだよなぁ。清涼で上品、軽快さもあって暑さの増す季節にぴったり。
橋本英白シャツにネイビータイという鉄板コーデの配色をちょうど逆にした感じなのに、ぐっと新鮮でこなれたムードですよね。
内田タイが真っ白じゃなくクリーム色というのもいいですね。華美になりすぎず色気を感じさせるというか、女性ウケもいいはず。
平澤あとこのコーデ、タイの結び方もなにげにお洒落。小剣ズラシの技に加え、ディンプルを真ん中ではなくサイドに入れている。さすが四方さん、芸が細かいな。
四方実はこの号の発売の後、あるブランドのプレスの方からもこのタイの結び方がカッコ良かったと褒められました。ちょっとしたことですが、表情が変わって見えるから、最近ちょくちょくいろんなところで試しているんですよ。
金森ちょっとしたところだけどね。こういうことが重要!
全員票獲得のこなれジャケパン
オフ白5ポケパンツのノーベルトに勝算あり
JKコーデだと【2】の「オフ白5ポケパンツ」が高評価ですね。なんと全部員がこれに投票。僕自身もこういうストイックなVで柄ジャケを着こなしたい!
小曽根実はこのコーデでとてもいい役割を果たしているのがオフ白のパンツ。カジュアルな5ポケットデザインで、しかもノーベルトという絶妙なヌケ具合がいい。
内田アーガイルソックスや幅広のニットタイなども、コンサバになりすぎないポイント。肩肘張らずにいろいろMIXしている感じがフレンチぽいよね。
真似したい声多数の紺ブレダブルのトラッド
「合わせアイテムに“モダン”のカギあり」
人気再燃の紺ブレスタイルでは上の2点を推した人が多いね。ともに王道的コーデだけど、【3】は太スラにビットローファー、【4】はダークトーンのチェックタイと、合わせるアイテムにひと捻りが効いているからいいんだろうな。
樗澤オジさん臭くないモダンなトラッドスタイル。そろそろダブルの紺ブレに挑戦したい自分としてはとても参考になりました!
座談会参加メンバー
四方章敬さん(スタイリスト)
金森 陽(本誌編集長)
平澤香苗(MEO編集長)
内田さやか(本誌副編集長)
関口真弘(ファッション担当)
橋本慎司(ファッション担当)
樗澤広樹(ファッション担当)
小曽根広光(エディター)
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年8月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)