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(2)EV

次に紹介するのは、最近ではテスラなどが牽引する電気自動車ことEVについて。EVはここ数年で出てきたような印象が大きいかと思いますが、実はかなり昔にポルシェなどがEVを製造していました。

しかし、電気モーター周りの技術不足や給電スポットなどのインフラ周りの整備がうまくいかなかったこともあり、普及にはいたりませんでした。今日では、テスラなどが牽引している電気自動車ですが、それでも日本ではまだ普及には至っていません。

とはいえ、伊達軍曹的には「EVにはEVなりの楽しみがある」そうです。

「EVは、レギュラーやハイオクなどのエンジンを積んだ車と違い、電気の力でモーターを回しその力でタイヤを回して車を動かします。そのため、スイッチをオンにした瞬間から最大の力を発揮することができ、エンジン車とは違った加速の楽しみが味わえます。現在では補助金などがあるため、そこまで金額が高いわけではありませんが、やはりガス欠ならぬ”電欠”は不安なポイントとして残ります。給電スポットも増えてはいますが、やはり数に限りがありますし旅行などの際はルートも絞られてきてしまいますね。一方で航続距離は着々と伸びているため、住んでいる地域や用途によっては充分アリな選択と言えるでしょう(伊達)」。

(3)ハイブリッド

ハイブリッドは雑種という意味の英語で、ガソリンエンジンとその他の動力源を組み合わせて動く車をハイブリッドと呼びます。基本的には、ガソリンエンジンと電気モーターを使います。

「EVが給電スポットの問題で苦労している一方で、ハイブリッドは電池とガソリンの両軸で駆動することができ、すでにインフラが構築されているガソリンスタンドを使えることが大きなメリットですね。また、ハイブリッドは電池容量が小さいので、良くも悪くもガソリンエンジンのエネルギーを使った発電だけで電気を賄うことができます。EVライクなフィールを楽しむことはできませんが、電欠に悩まされることはありません。

といっても、ハイブリッドの中でも様々な方式があり、ノートEパワーのように電気モーターを主な動力源とし、ガソリンエンジンを発電用に使うシリーズハイブリッドというのもあります。絶対的なロールモデルとなる車が生まれているわけではないので、これから新しい方式のハイブリッドが生まれる可能性もあるかも…?(伊達)」

(4)PHEV

PHEVはプラグイン・ハイブリッドの略称で、その名の通りプラグを挿して充電することができるハイブリッド車です。

「ハイブリッドに比べて電池容量が大きく、ガソリンエンジンを使わずに電気の力だけで走ることができるので、EVライクな楽しみ方もできるのが強みです。また、災害時に停電になった場合などでも電力供給源として使うことができます。そのぐらい大きな蓄電池が積まれているということですね。

しかし、自宅に給電スタンドを敷設する必要があるので、物理的に戸建て住宅を持っている人でないと厳しいという問題もあります。PHEVは各自動車メーカーも様々な技術を試している段階なので、ガソリン・電気どちらか一方だけでは走れない車などもあり、様々なタイプがあるので少々わかりづらいカテゴリーかもしれません(伊達)」

(5)軽油(ディーゼル)

ガソリンにはレギュラーとハイオクの2種類があることは前述の通りですが、ガソリンスタンドにはもう1つ「軽油」というものがあります。これ、どんな車に使うか知っていますか?

「軽油とはズバリ、ディーゼルエンジンを搭載している車に使う動力源です。ガソリンよりも価格が安く、2019年4月時点での全国平均価格はレギュラーが141円、ハイオク152円、軽油が121円となっています。
(出典:https://e-nenpi.com/gs/prefavg

その分、ガソリン車と比べて車両価格が少々高いですが、これは排気量の規制をクリアしたディーゼルエンジンを使用しているため。技術もコストもかかるため、どうしても高くなってしまうんですね。しかし、ガソリン車とはまた違ったドライブ・フィールを楽しめるのもディーゼル車の醍醐味。トルクが太いので、物凄い力持ちに運ばれているような感覚を味わうことができます。加速も俊敏なので、高速道路なども楽々運転することができるんです(伊達)」

日本ではイマイチ存在感のない軽油ですが、ヨーロッパでは昔から主流の動力源。フランスの教習所では、教習車にディーゼル車を使っていたこともあるそうです。

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