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[TIMELESS ICONS]ルイ・ヴィトンの「モノグラム」はどうして生まれたのか

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TIMELESS ICONS
一流メゾンの「一生アイコン」物語

創業から長い歴史を持ち、世界中から一流メゾンと称されるラグジュアリーブランドには、長年愛され続けるアイコン的存在がある。そんな「一生アイコン」の、誕生から未来へ向かうストーリー。

[Monogram]LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトンの[モノグラム])

 
ルイ・ヴィトンのウォレット
モノグラムのウォレット8万5800円、ぼかしモノグラムのウォレット7万7000円/以上ルイ・ヴィトン(ルイ・ヴィトン クライアントサービス)

1世紀以上続く独自の柄は今なお、軽く堅牢で美しい。

誰もが知っているこちらのモチーフ。その歴史と変遷は、知れば知るほど奥深く、面白い。

1854年にルイ・ヴィトンがメゾンを創業したとき、既に彼はパリで評判の高い「レイティエ・アンバルール(荷造り用木箱製造兼荷造り職人)」のもとで、17年以上腕を磨いていたという。

それだけ素晴らしい経験がありながらも、新たな冒険に成功するにはより抜本的な改革が必要なことに彼は気づいていた。世界中で旅をする人が増えている中、軽量で堅固なだけではなく、見た目にも美しいラゲージが必要である、と。そこで1854年、ルイ・ヴィトンはキャンバスをヘンプオイルで灰色に彩色した「グリ・トリアノン・キャンバス」でトランクを覆うことを考案。これがルイ・ヴィトンのトランクで最も古い外装で、軽さと耐久性を同時に叶えることに成功した。

ルイ・ヴィトン氏のポートレート
©ARCHIVES LOUIS VUITTON

ルイ・ヴィトン氏のポートレート。1854年の創業当初から、軽量ながら耐久性のある「グリ・トリアノン キャンバス」を考案。


さらにルイ・ヴィトンは、船舶や鉄道の荷物置き場で積み重ねしやすいよう、蓋が平らで長方形のトランクを1858年に初めて考案。これを模倣しようとする競合他社が出てきたため、ルイ・ヴィトンとその息子たちは、メゾンのアイデンティティを守るためにトランクを覆うキャンバスに重点を置くようになったのだ。

そうして1872年に赤の縞模様のレイエ・キャンバスが、1888年には市松模様のダミエ・キャンバスが登場。そしてルイ・ヴィトンの息子ジョルジュが、世に衝撃を与える、センセーショナルなキャンバスを創案した。

それが、かの有名な「モノグラム・キャンバス」である。

ジョルジュ・ヴィトンが1896年に創案したモノグラム・キャンバス
©LOUIS VUITTON Archive

ルイ・ヴィトンの息子ジョルジュ・ヴィトンが1896年に創案したモノグラム・キャンバス。当初はジャカード織り。



トランク
©Collection Louis Vuitton / Patrick Gries

右下:グリ・トリアノン・キャンバス
左下:レイエ・キャンバス
右上:ダミエ・キャンバス
左上:モノグラム・キャンバス


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