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フィアット 500e
ボディサイズは全長3630×全幅1685×全高1530mm、ガソリンモデルより一回り大きくなっている。

というわけなので、フィアット500をベースとした電気自動車(と言っても、中身はもちろん大きさも違うので、これまでのガソリンモデル=エンジン・チンクとは別物だ)が登場するというニュースを見て、その写真を目の当たりにしたとき、「これなら欲しい、こういうBEVを待っていた! 」と思ったものだ。

フィアット 500eロゴ

車名を500eという。クーペとカブリオレを用意するのはこれまでと同じ。全体的なイメージはまさに21世紀のファイブハンドレッド=チンクェチェントそのものだけれども、ボディサイズが少し大きくなって、ディテールも大きく変わっている。

充電口
普通充電と急速充電の双方に対応。42kWhのリチウムイオンバッテリーを床下に配置した。

バッテリーサイズ(=性能)は42kWhで、さほど高性能ではない。馴染みの最高出力&最大トルクで言うと118ps&220Nmで、のけぞるトルクスペックが自慢のBEVにしてはおとなしい。それでも車重は1.3トン超とバッテリーEVにしては軽めだから、絶対性能は十分ということだろう。WLTCモードの航続距離は335kmというから、実質的には270kmくらい。遠出向きではないことは確かだし、実を言うとエンジン・チンクは長距離ドライブも劇的にこなすから、ちょっと物足りなく思うファンもいるだろう。しかし! 航続距離を上回る魅力、例えばデザインは大いにあると思う。

<p>水平基調のすっきりしたスタイルに。センタークラスター下部にシフトスイッチが備わっている。</p>

水平基調のすっきりしたスタイルに。センタークラスター下部にシフトスイッチが備わっている。

<p>メーター部には7インチのマルチファンクションディスプレイを採用。</p>

メーター部には7インチのマルチファンクションディスプレイを採用。

<p>エントリーグレード(ポップ)以外には、FIATのロゴをあしらったモノグラムのシート表皮などを採用する。</p>

エントリーグレード(ポップ)以外には、FIATのロゴをあしらったモノグラムのシート表皮などを採用する。

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