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小気味よい走りと快適な乗り心地

マセラティの電動化モデル「ギブリ」

ただし、そんな言葉から受ける印象とは裏腹に、ギブリ ハイブリッドはなかなか元気に走ります。その理由は、電気モーターがエンジンを力強くアシストすることに加え、通常は排ガスのエネルギーを利用して回転させるターボチャージャーを専用モーターでも駆動していることにあります。

低回転域から加速しようとしても、ターボチャージャーが回り始めて過給圧が高まるまで十分なパワーを生み出さない通常のターボエンジンと異なり、電動式ターボチャージャー(正確には電動式スーパーチャージャー)を搭載したギブリ ハイブリッドはアクセルペダルを踏むと直ちに加速を始めるため、小気味よい走りを楽しめるのです。

いっぽうで、乗り心地はスポーツセダンというジャンル分けからは想像もできないほどソフトで快適。この辺はマセラティらしい味つけといえるでしょう。

マセラティの電動化モデル「ギブリ」のインテリア

もうひとつ、マセラティの魅力が味わえるのが、その内外装のデザインです。イタリアのファッションが、洒脱で洗練されていることは皆さんもご存じでしょう。イタリア生まれのマセラティにも、同様のセンスのよさがいたるところから感じられます。

試乗車のインテリアは落ち着いたレッドのレザーでしたが(上写真の撮影車両はブラウン)、派手にならない範囲で華やかさを生み出しており、地味か派手のどちらかになりがちのドイツ車とは一線を画しているといえます。

マセラティはギブリに続いてSUVのレヴァンテにも同様のハイブリッドシステムを搭載するほか、本格的なEVも間もなく投入するなど、電動化モデルのラインナップを徐々に強化していく計画です。

最後に、マメ知識をひとつ。ギブリはもともと1966年に2ドアのグランツーリスモとして誕生しましたが、1992年には同じ2ドアでも独立したトランクを持つセダン・スタイルに一新。2013年にデビューした3代目の現行モデルで4ドアの純粋なサルーンに生まれ変わりました。ちなみにギブリをイタリア語で表記するとGHIBLIになり、アニメーション制作で有名なスタジオジブリ(STUDIO GHIBLI)と同じスペル、同じ語源になります。両者は、イタリア語を日本風に発音する際の表記で違いが出たようです。

文=大谷達也 写真=マセラティ ジャパン 編集=iconic

<p>ストップ&ゴー機能付きACCやレーンキーピングアシストなど、運転支援装備も多数備わった。</p>

ストップ&ゴー機能付きACCやレーンキーピングアシストなど、運転支援装備も多数備わった。

<p>ラゲージルームの床下に48Vマイルドハイブリッドシステムのユニットなどを配置し、前後重量配分を50:50に近づけている。</p>

ラゲージルームの床下に48Vマイルドハイブリッドシステムのユニットなどを配置し、前後重量配分を50:50に近づけている。

<p>最高出力330ps/最大トルク450Nmを発生する2リッターターボを搭載。</p>

最高出力330ps/最大トルク450Nmを発生する2リッターターボを搭載。

<p>センター部には10.1インチのタッチスクリーンを配置。3種類が選択できるドライビングモードを採用した。</p>

センター部には10.1インチのタッチスクリーンを配置。3種類が選択できるドライビングモードを採用した。

<p>メーター中央にはバッテリー残量やeブースターの状況などが表示されるディスプレイが備わる。</p>

メーター中央にはバッテリー残量やeブースターの状況などが表示されるディスプレイが備わる。

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