ふたりで訪ねたい東西の呉服店
きもの事始めの男性にとってはお洒落の新たな扉が開き、パートナーの女性のお眼鏡にもかなう、センスが光る呉服店を厳選しました。

麻布 なか志まや
引き算の美学に満ちたこだわりの織物の逸品を探しに
100年を超える呉服店の5代目が、麻布に店を移し約7年。結城紬や塩沢紬といった産地の紬のなかでも、とりわけ精緻な絣の技が息づく逸品を厳選。遠目には無地のように見える、こだわりのきものをキャンバスに、個性が光る帯で着こなすコーディネートを提案。男女を問わず、洋装の方が集うシーンでクールなスタイルを目指す方から、一目置かれるセンスが光るお店だ。
DATA
東京都港区元麻布3-12-3大江ビル3階
TEL:03-6455-5799
URL:https://www.nakashimaya.com/

銀座もとじ 男のきもの
ギャラリー感覚の空間でワンランク上の着こなしを
独自の審美眼によって、装う人が際立つ洗練された逸品が揃う銀座の名店。毎月催される企画展では、多彩な作家にスポット当て、ここでしか出合えないオリジナル企画の作品も扱われる。ギャラリーのような店舗は、男性用だけを扱う専門店と、女性ものを中心に扱う店舗が同じ通りに並ぶ。一緒に染織の世界に心遊ぶも、互いに選んだものを披露し合うも自由自在な過ごし方が叶う。
DATA
東京都中央区銀座3-8-15
TEL:03-5524-7472
URL:https://www.motoji.co.jp/pages/mens

eiziya ZOU
セレクトショップを巡るように感度の高いひと揃えを手に
江戸時代から高度な織りの技を担ってきたメーカーを母体に、 “今”の感性で絹織物の暮らしを提案するショップとして2020年にオープン。今回の本誌コーディネートでも、トルコタイル華文やリヨン唐草文など、オリエンタルな意匠を得意としており、モダンでスタイリッシュな装いを叶えてくれる。脈々と受け継がれてきた物作りの美意識を、軽やかに楽しんでみよう。
DATA
京都府京都市中京区三条通室町西入衣棚町61
TEL:075-221-3655
URL:https://eiziya-zou.com/

姫路 えり新
作り手の想いとともに洗練された“色”を提案
創業は1963年。2代目を受け継ぐご夫妻が心を注ぐのは、洒落着から作家の逸品まで “手仕事の熱量”をしっかりと届けること。素材や技法をホームページで丁寧に解説するだけでなく、装いのシーンをイメージしたコーディネートに至るまでをご提案。さらに、特筆すべきは色へのこだわり。今様の気分を映しつつ、冴えた色のセレクトを得意とする同店で実際に顔映りのよさを感じてほしい。
DATA
兵庫県姫路市呉服町45
TEL:079-288-6616
URL:https://www.erishin.co.jp/
[MEN’S EX Spring 2026の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)





