ポルシェジャパン30周年を記念する、江戸切子と藍染に着想を得た限定モデル
ポルシェジャパンは2026年6月、特別限定車「911 GT3アルティザンエディション」の予約受注を開始した。ポルシェジャパン設立30周年を記念してドイツ本社と共同開発された日本市場専用モデルであり、生産台数はわずか30台。価格は5357万円に設定される。
ベースとなる911 GT3は、911シリーズのなかでも自然吸気エンジンとサーキット直結の運動性能を追求した高性能モデルである。
今回のアルティザンエディションは、そのGT3の性能に日本の伝統工芸の美意識を融合させた特別仕様車だ。“真のラグジュアリーは細部に宿る”という思想のもと、ポルシェ・エクスクルーシブ・マニュファクチャーが手掛ける初の日本限定モデルとして誕生した。
デザインテーマは江戸切子と藍染。ホワイトを基調としたボディには、ペイント・トゥ・サンプルによるクラブブルーと“ジャパンブルー”をイメージした淡いブルーのアクセントを採用する。グラデーションで描かれたサイドグラフィックは、空気や時間の流れを表現するとともに、マンタイの象徴的レーシングカー「Grello」とも視覚的なつながりを持たせた。さらに江戸切子の幾何学模様から着想を得た専用エアロディスクや、“GT3 Artisan Edition”バッジなど、随所に特別な意匠が施されている。
インテリアもまた、日本の職人技への敬意に満ちている。ブラックレザーとレーステックスを基調に、ホワイトとスピードブルーのステッチを組み合わせ、特注スポーツバケットシートには藍染をイメージしたグラデーションテキスタイルを採用。江戸切子をモチーフとしたディテールや、日本国旗を想起させるドライブモードセレクターなど、日本限定モデルならではの演出が盛り込まれた。
パワートレインは4.0リッター自然吸気水平対向6気筒エンジンを搭載し、最高出力510ps、最大トルク450Nmを発揮する。さらに今回のモデルには、ポルシェGTモデルのスペシャリストであるマンタイが開発した「マンタイキット」を標準装備。4ウェイ調整式コイルオーバーサスペンションや専用空力パッケージ、ステンレスメッシュブレーキラインなどを採用し、日本のサーキット環境においても高い性能を発揮するよう最適化されている。
伝統工芸とモータースポーツ。一見異なる二つの世界を結びつけた911 GT3アルティザンエディションは、ポルシェジャパン30年の歩みを象徴する記念碑的な一台といえるだろう。
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ポルシェコンタクト
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