ランボルギーニを最も純粋に体現した最新Few Offモデル
アウトモビリ・ランボルギーニは2026年5月、第2回「Lamborghini Arena」において、最新のFew Offモデル「Fenomeno Roadster(フェノメノ ロードスター)」を発表した。世界限定15台で生産されるオープントップモデルであり、1080CVを発揮するV12ハイブリッド・パワートレインを搭載。ランボルギーニ史上、最もパワフルなオープンカーとして位置づけられる。
新型は、2025年に公開された「Fenomeno Coupé」の進化版にあたり、2009年の「Reventón Roadster」から続くFew Offロードスターの系譜を受け継ぐモデルだ。モータースポーツ由来の技術と、Centro Stileによる先進的デザインを融合させた2シーターとして開発された。
パワートレインには、6.5リッター自然吸気V12エンジンと3基の電気モーターを組み合わせたHPEVシステムを採用。V12単体で835CV/725Nmを発揮し、システム総出力は1,080CVに達する。0-100km/h加速は2.4秒、0-200km/h加速は6.8秒、最高速度は340km/h超という性能を実現した。7kWhリチウムイオンバッテリーを搭載し、EV走行にも対応する。
シャシーには、航空宇宙技術に着想を得たマルチテクノロジー・カーボンファイバー構造を採用。Revueltoにも用いられる「Monofuselage(モノフューズレージ)」構造をベースに、高い剛性と軽量化を両立した。オープントップ化による重量増は数kgに抑えられている。
また、Fenomeno Roadster専用の空力パッケージも開発された。新設計のフロントガラスやエアロパーツにより、クーペ版と同等のダウンフォースと安定性を確保。ロールオーバー・プロテクション構造もカーボン製とし、空力性能とデザイン性を両立している。また、手動調整式レーシングダンパーやCCM-R Plusカーボンセラミックブレーキなど、Few Offモデルにふさわしい装備が与えられた。
エクステリアでは、六角形モチーフを随所に採用し、ワイドなエアインテークや深く張り出したリアディフューザーによって強烈な存在感を演出。ボディカラーには「Blu Cepheus(ブルー・ケフェウス)」と「Rosso Mars(ロッソ・マーズ)」を組み合わせ、1968年の「Miura Roadster」へのオマージュも盛り込まれた。
インテリアは「Feel Like a Pilot」の理念に基づき設計される。カーボンファイバーやCorsa Tex、カーボンスキン素材を多用し、航空機を思わせるスイッチ類と3つのデジタルディスプレイを配置。身体を包み込むスポーツシートには赤いコントラストステッチが施され、サーキット走行時のホールド性にも配慮した。
Few Offシリーズは、常にランボルギーニの未来像を先取りしてきた。Fenomeno Roadsterは、その系譜を継ぎながら、 “究極のオープンモデル”を提示した一台といえるだろう。
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