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「奥能登国際芸術祭2020+」の楽しみ方

奥能登国際芸術祭チラシ

奥能登国際芸術祭に来たら、まず初めに「3点セット」を手に入れましょう。パスポート、ガイドマップ、そしてガイドブックです。それぞれの場所で入場料を支払うこともできますし、芸術祭のウェブサイトに情報は豊富にありますので、そちらの方法でもよいのですが、この「3点セット」を購入するだけで、飛躍的にスムーズに作品を見て回ることができますし、作品に対する理解をより深めることができます。ちなみに「3点セット」は、インフォメーションセンターの「さいはてのキャバレー」、道の駅すずなり、各作品受付で販売されています。

続いては検温です。芸術祭にご来場の方々には1日1回の検温にご協力いただいています。検温スポットは、市内で4ヶ所(休館日の木曜は2ヶ所)。できれば「3点セット」の購入と同時に検温を済ませてしまうことをお勧めします。検温の手続きはQRコードから登録サイトにアクセスして個人情報を入力した後に、ピピッと測るだけなので簡単です。検温完了後にはリストバンドがもらえますので、これを必ず腕に巻いてください。

奥能登国際芸術祭2020+ 入口
奥能登国際芸術祭2020+ ゲストバンド

あとは好きな順番で作品を回るだけ……なのですが、ぜひ一番に行ってほしいのが、スズ・シアター・ミュージアム「光の方舟」です。この場所だけで8人のアーティストの作品が詰まっているのでお得、というだけでなく、この芸術祭のコンセプト(だと私が信じて疑わない)「人の営みとアーティストの創造力の融合」を、瞬時に理解することができる圧倒的なプレゼンテーションです。

奥能登国際芸術祭2020+

スズ・シアター・ミュージアムは、今は廃校となってしまった小学校の体育館を改装して作られました。中に入る前に、まずはこの景色を見てください。目の前に広がる日本海と長い水平線。運がよければ、佐渡島まで見渡すことができます。私がもしこの小学校に通っていたら、毎日海ばかり見てしまい勉強にならなかったのではないかと心配になるほどの素晴らしい景色です。

日本海と長い水平線
日本海と長い水平線

作品の写真をあまり出してネタバレになり、皆さんが奥能登に来ようとするモチベーションを失ってしまうといけないので「小出し」にしますが、スズ・シアター・ミュージアムの中には、古い電化製品や食器、農機具、漁具、お店の看板などが整然と並べられています。

実はこれ自体がアーティストのOBIさんの作品です。芸術祭が始まる前に「大蔵ざらえ」というイベントを行い、市内の民家の蔵の中にあるものを一斉に出していただきました。つまり、実際に昔使われていたものをお借りして、アート作品を作り上げたのです。私の実家は東京ですから奥能登に望郷の念を感じることはないはずなのですが、何かどこかで見たことがあるような、懐かしく不思議な気分になる作品です。

アーティストのOBIさんの作品

ほかにも、エネルギーにあふれた個性的な作品がたくさんあります。写真が比較的上手に撮れたものだけ、いくつかご紹介しておきますね。あえて解説は控えますので、ぜひ見に来てください!

作品
作品
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