目指したのはどこにいてもリラックスできる空間

今回はインテリアを、今までのエアストリームにはなかった「落ち着きのあるモダンな空間」に演出したという。
ポッタリーバーンによってデザインされたインテリアは、ホワイトをベースとした明るくモダンな雰囲気の仕立て。ベッドサイドテーブルにはブラックが配されるなど、ベージュやブラックがアクセントに用いられている。室内にはオーク材の折りたたみテーブルを配置、ステンレスのシンクにクルミ材のシンクカバー、マットブラックの蛇口など、ポッタリーバーンのデザイン理念に基づいた、透明感のある雰囲気が演出されている。また、ソファからカーテンまで、その多くがカスタムメイド。生地の材質にまでこだわっている。

キャンピングカー自体の外観は、アルミを用いた通常モデル同様のデザイン。オハイオ州にあるエアストリームの本社でハンドメイド生産されるボディは、長年のノウハウを凝縮、耐久性は数十年と建造物並みという。床面は2層構造となっており、タンクやヒーターなどの機能部分は床下へ配置。リフォームが簡単に行える仕様とされるなど、オーナーに長く使ってもらうため、工夫を凝らしたモデルでもある。
「ポッタリーバーン・スペシャル・エディション」のディテールをチェック!(画像3枚)
この特別モデルの価格は14万5500ドル(およそ1600万円)から。キャンピングトレーラーとしては高価ではあるが、伝統のスタイルに、人気ブランドのインテリアとなれば、高くないのではないだろうか。在宅勤務が増え、旅行する機会が減った今、こんな自分だけの上質な空間を探してみてはいかがだろうか。
文・編集=iconic 写真=Airstream、Pottery-Barn