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誰もが惚れ惚れするデザイン

ベントレー フライングスパー
2019年に発表された3代目モデル。ボディサイズは全長5325×全幅1990×全高1490mm、ホイールベースは旧型から130mm長い3195mmとなる。価格は2750万円。

実際にモノを見る機会があれば、ぜひディテールを観察してほしいと思う。煌びやかなヘッドライトやメッキアクセントのみならず、ボディサイドのキャラクターラインの鋭さひとつをとっても尋常ではないレベルだ。手の込んだディテールを発見するたびに、その集合体としての価値=高価な車両本体価格も自然と納得させられていく。自分では買うことなどできないとしても。

ミュルザンヌはもとより、先代に比べてもずっとスポーツサルーンイメージを強調した。なかでもリアフェンダー周りのデザインは圧巻だ。真横から見たときの、ルーフラインからエンドピラー、トランクへのラインとフェンダーとの関係性に計算され尽くされたデザイン性があって、惚れ惚れする。アングルを少しずらして後ろ斜めから眺めると、もうほとんどクーペのようで後ろのドアを開けて乗り込もうなどとは思えなくなってしまう。よくできたショーファーカーでもあるのだが。

ベントレー フライングスパー
4WDを採用、ブランド初の4輪操舵システムや電子制御ダンパーを備えている。0-100km/h加速は3.8秒、最高速度は333km/hとされた。

ひるがえってフロントセクションはオーバーハングを切り詰め大径のタイヤと相まっていかにもドライバーの意思に忠実な動きを見せそうだ。ショルダーライン下の厚みに比べて相対的に薄く見えるグラスエリアもこの三代目をよりスポーティに見せる要因だと言っていい。

インテリア、特にコクピット周りのデザインはベースメカニズムを共有する最新世代のコンチネンタルGTのそれを踏襲した。元々はコンチネンタル・フライングスパーと名乗っていたし、以前はエクステリアデザインの共通点も多かった。フライングスパーと独立した名を持つに至って、共通するイメージはあるものの全く異なるコンセプトのエクステリアデザインが与えられ、一方で人間工学に関連するコクピットスタイルはあえて変更しなかったのだ。

ベントレー フライングスパーのディテールをチェック!(画像5枚)

<p>伝統的デザインを踏襲しつつ、センターのローテーションディスプレイ、液晶ディスプレイを用いたメーターパネルなども用いられている。</p>

伝統的デザインを踏襲しつつ、センターのローテーションディスプレイ、液晶ディスプレイを用いたメーターパネルなども用いられている。

<p>レザーやウッドが贅沢に用いられたインテリア。ダイヤモンドステッチを用いられている。</p>

レザーやウッドが贅沢に用いられたインテリア。ダイヤモンドステッチを用いられている。

<p>リアシートにもマッサージ機能が備わる。エアコンなどを調節する、中央部のタッチスクリーンは取り外し可能。</p>

リアシートにもマッサージ機能が備わる。エアコンなどを調節する、中央部のタッチスクリーンは取り外し可能。

<p>伝統的デザインを踏襲しつつ、センターのローテーションディスプレイ、液晶ディスプレイを用いたメーターパネルなども用いられている。</p>

伝統的デザインを踏襲しつつ、センターのローテーションディスプレイ、液晶ディスプレイを用いたメーターパネルなども用いられている。

<p>レザーやウッドが贅沢に用いられたインテリア。ダイヤモンドステッチを用いられている。</p>

レザーやウッドが贅沢に用いられたインテリア。ダイヤモンドステッチを用いられている。

<p>リアシートにもマッサージ機能が備わる。エアコンなどを調節する、中央部のタッチスクリーンは取り外し可能。</p>

リアシートにもマッサージ機能が備わる。エアコンなどを調節する、中央部のタッチスクリーンは取り外し可能。

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