旬な時計を着こなしの中にどうやって取り入れるか、気になる方も多いはず。そこで、お馴染みのスタイリスト四方氏と本誌編集長が、ファッション目線で旬の時計を解説する。
時計をどうつけこなす!?
スタイリスト四方章敬さん×本誌編集長が対談！
時計のキャラクターを生かす旬な装いとは
スタイリスト 四方章敬さん
本誌をはじめ多くの雑誌でメインスタイリストを務める売れっ子。本人も時計好きとして知られ、パテックのアクアノートやカラトラバ、オーデマ・ピゲのロイヤル オークなど名作を多数所有
MEN’S EX編集長 平澤香苗
女性ながらメンズファッション一筋で経験を積み、今年9月より編集長に就任。時計はラルフ ローレンのスティラップやカルティエのタンク バスキュラント、ブレゲのクラシックなどエレガント系が好み。
時計の色や個性をさりげなくコーディネートの中に潜ませる
平澤 本格時計業界の活況ぶりは以前から耳にしていたけれど、今年も各社力作揃いだね！ ただ、普段定番時計ばかり見ている私としては、コーディネートに迷う時計もあったり。そこで、四方君に今回取り上げた時計のファッション的活用術を教えてもらいたいなと。
四方 一見主張が強そうな時計でも、ポイントさえ押さえれば合わせるのは難しくないですよ。では今回の特集で取り上げたトピック順に見ていきましょう。
平澤 よろしくお願いします！ ではまず、印象が強い「ネイビー×ゴールド」から。
四方 時計は靴と一緒で、シェイプやデザインによっても合わせ方が全然違うので、具体例を挙げて説明しましょう。たとえば、オメガの「コンステレーション マスター クロノメーター」。これはドレスウォッチなのでスーツやジャケットに合わせたいところですが、華やかな印象が強いので服装は極力シンプルにまとめたいですね。最近は柄ネクタイが主流ですが、この時計をするときは無地タイ・無地シャツがいいと思います。紺タイ・白シャツという超王道でもいいですが、茶のネクタイもアリ。ゴールドとブラウンは相性がいいんです。スーツは無地か、下のようなベーシックストライプがよく合いますね。
