プロゴルフコーチの奥嶋誠昭氏と、ゴルフ大好きゴルフライターの鶴原弘高氏が最新の注目クラブやシャフトを試打計測。気になる性能を徹底レビュー!
CALLAWAY MAVRIK DRIVER 【プロ&アマの最新ゴルフクラブ試打レビュー vol.83】
芯を外してもボールスピードが出せる
2020年のアマチュア本命ドライバー?

ライター・ツルハラ キャロウェイの新シリーズは、「マーベリック」という名称になりました。僕は最初に映画「トップガン」で主人公を務めるトム・クルーズのニックネーム「マーヴェリック」を想起しましたし、今年7月には34年ぶりの続編映画「トップガン マーヴェリック」も公開予定になっています。英語のスペリングは違いますが、キャロウェイのネーミングは偶然じゃないでしょうね。
奥嶋プロ 音速で空を飛ぶ戦闘機と、速いスピードで飛ばせるドライバーとのイメージの合致があったのかも知れないですよね。だって今回の「マーベリック ドライバー」は、フェースのどこに当たっても飛ばせるボールスピードがウリなんでしょう?
ライター・ツルハラ 昨年発売された「エピック フラッシュ ドライバー」は、世界ではじめてAIを使って開発したフェースを採用したモデルでしたが、この「マーベリック」は高初速エリアを拡大するために、さらに進化させたAIフェースが採用されています。それに加えてヘッドの空気抵抗を低減すべく、ハイバック形状になっているのも特徴です。新しいヘッド形状でヘッドスピードを上げつつ、新設計のAIフェースで広範囲のボールスピードを上げる。2つの方法でスピードアップを図っているドライバーです。

奥嶋プロ ハイバック形状になったことで、構えたときのヘッドの見た目が変わりましたね。これまでよりもシャープな雰囲気があって、ヘッドをすばやく振れそうです。従来のモデルよりもスクエアに構えやすくなったのも好印象。従来はもっとフェースが右に向いている感じでしたが、「マーベリック ドライバー」はフェースをターゲットに向けやすい。

ライター・ツルハラ 試打クラブのロフト角は9度、シャフトは標準の「Diamana 50 for Callaway」のフレックスSです。 今回は奥嶋プロの普段どおりのヘッドスピードと、アマチュアの平均的なヘッドスピード43m/sの2パターンで試打をお願いします。
奥嶋プロ 了解しました。おりゃ!