画伯運転中かける音楽をカセットに録音しておいてさ。女の子と行くときは、ここでこの曲がかかると雰囲気いいぞって(笑)
橋本でた、カセット! 曲は何を聞いていたんですか?
画伯やっぱユーミンか達郎かな。恋したくなる曲だよね、主に。そもそもゲレンデ自体が恋を探しに行く場所だったりしたし。
橋本そんなに恋生まれます!?
画伯今みたいに日帰りはできないから、ペンションとかでみんなで泊まるんだよ。そうするとほら、いろいろあるじゃない(笑)。それにゲレンデの近くにはディスコも多かったし。スキーや踊りが上手いヤツは凄いモテてさ。お洒落なウェアがでてきたのもその頃。
橋本今見ると肩が大きくてガンダムみたいですけれど……。
画伯あとはゲレンデでは仲間内でトランシーバーで連絡とって盛り上がったり。
橋本ライングループみたい(笑)。
画伯今思うと、豊かさや活気に満ちた時代だったなぁ。
橋本ちなみに画伯の恋の方は?
画伯オレ? 全然ダメ! だってあまり滑れなかったから(笑)。
話したのはこの2人
橋本慎司(MEN’S EX編集部)
昭和に憧れる平成元年生まれ。画伯の連載を担当し昭和文化を画伯からよく教わる。沖縄出身で雪を見ると喜ぶ。
綿谷 寛(イラストレーター)
バブル時代に20代を過ごし、当時のレジャーブームの熱気を肌で知る。昭和時代の文化や風俗にも造詣が深い。
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年3月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)