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加藤木村さんはどんな学生だったんですか?

木村大学は技術系の工学部だったんですけど、試験前になると周囲のみんなから勉強を教えてもらっているタイプで、「会社に入ったら、こういうできる人たちとは正面から勝負しない」と決めていました(苦笑)。ですから、トヨタでも入社直後に営業の仕事をやらせてもらいました。

加藤MBA留学のきっかけは?

木村ちょうどブリュッセルの駐在から帰ってきて、次はアメリカに駐在する予定だったんですけど、たまたまトヨタが10年ぶりにMBA派遣の仕組みを復活させてくれたので、そっちに行ってくれと。ありがたかったですね。36歳のときです。3ヶ月くらい予備校に通って、なんとか試験をパスしてそこから2年間みっちり、アメリカ南部のノースカロライナ大学チャペルヒル校で、経営者コースにあたるゼネラルマネジメントを学びました。

加藤日本に戻って実際に経営者になられて、他の経営者の方々とお会いする機会も多いと思うんですが、影響を受けた方はいらっしゃいますか?

木村やはりファーストリテイリングの柳井 正会長ですね。

加藤どうしてユニクロに行かれようと?

木村MBA留学から戻って3年半はレクサスの立ち上げの仕事をしていたんですが、まだ社長への道筋が見えなかった。一方で当時のユニクロは海外にどんどん出店している時期で、日経新聞に「経営者募集」という全面広告を出していたくらい。まさに「経営者になりたいという野心のある人を探している」ということで、42歳でトヨタを辞めて、柳井さんのところに飛び込んだわけです。

木村隆之さん

加藤具体的に柳井さんから学ばれたこととは?

木村あれだけの大企業になっても、自分たちを中小企業と定義して、フラットでストレートなコミュニケーションやスピード感を大切にしていました。遠慮も建前も要らないと。例えば毎年年頭に、柳井さんの宣言文が全社員宛にメールで送られてくるんですが、あくまでストレートに、危機感も昔の苦労話にも触れて、最後はまた全員で頑張りましょうと締めくくられている。大企業の経営者はそういうことをやらないですよね。

加藤そうかもしれないですね。

木村もう一人は大前研一さんです。本の中で、大企業の40代前半なんていうのは一番つまらないと、なぜなら、もっとも実力も体力もあって脂も乗っているのに、中間管理職としてこき使われるだけだと書いています。そして脂が抜けてきた50代前半でやっと役員になるか、役員レースに負けたら子会社の社長になるだけだと。

加藤まさに真実を言い当ててますね。ただ、木村さんのように大企業にいながら「社長になりたい」と転職する方は、少数派では?

木村特に我々の年代ではほとんどいないと思いますね。私の場合は20代の頃から大前さんの本をずっと読んでいたので、感化され過ぎてしまいました(笑)。



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