
名靴「ゴンミーニ」を筆頭に、made in Italy のアルチザン的な靴、鞄作りの老舗であるTOD’S。
近年もスニーカーは数多く登場していたが、日本のみならず世界中でON/OFFの服装の境目がより自由になってきている昨今、ドレスコードをさほど気にせず、あらゆるシーンで履けるスニーカー、その名も「No_Code」が昨年夏に満を持して登場した。

この新シリーズのデザイナーに起用されたのが、韓国ソウル出身のソク・ヨンべ氏だ。ソウル出身でありながら、イタリアに移住し、ピニンファリーナの工業デザイナーなどを務めていたヨン氏に白羽の矢が立った。

2018年6月にミラノで第1弾の「Shoeker」#01を、同年11月に第2弾の「Shoeker #02」、2019年1月にミラノで開催された2019年秋冬コレクションにて第3弾の「Shoeker#03」をお披露目。この「Shoeker」というネーミングは、その綴りの通り、「Shoe」+「Sneaker」の造語であり、言うなれば?ドレス靴とスニーカーのいいとこ取り″ということになる。今回は、このShoekerの第3弾となる「Shoeker#03」をアジアで初披露するため、クリエイターであるヨン氏の故郷であるソウルにて発表会が開催された。会場は、著名建築家の故ザハ・ハディド氏が設計したソウルのランドマーク的スポット「東大門デザインプラザ」(通称DDP)。この中に、デジタルアートを駆使したディスプレイとともに既存のShoeker #01,#02 に加えて新作となる#03 が発表された。
デジタル映像を駆使した会場
発表会では、クリエイターであるヨン氏とともに、トッズ メンズのヴィジョナリーを務めるミケーレ・ルピ氏が改めて「No_Code」のスニーカーをトッズが作った意義を、#01から順に説明してくれた。
