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「No_Code」最大のポイントは、アルチザンと機能の「ハイブリッド」

改めて、この「No_Code」の意義について考えてみる。トッズ メンズのイメージを統括するミケーレ氏いわく、現代社会において人々のライフスタイルは多様化してきていて、その中で、24時間、朝昼夜問わず、履ける靴というのがあってもいいのではないか? そんな思いから、「No_Code」は誕生したという。

そしてこのNo_Codeプロジェクトにおいてもっとも重要なワードが「ハイブリッド」。「クリエイターのヨン氏も、ソウルで生まれ、イタリアに住んでカーデザイナーとして活躍した後にファッションの世界に挑戦したわけで、いわばハイブリッドな人。同様に、このNo Codeはトッズ本来のアルチザン的な靴作りと、機能性を配したテクノロジーを絶妙に融合させたハイブリッドな靴。だから私たちはこの靴を、Shoekerと名付けたのです」とミケーレ氏は語った。このスニーカーの進化は、#01から見ていくとより理解が深まってくる。

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「Shoeker #01」8万1000円

ヨン氏いわく、「トッズの膨大なアーカイブを研究してみると、フォーマルなラストがたくさんあった。だから、今回このNo Codeのスニーカーを作る際に、ハイテクノロジー的な部分にどうやってこのフォーマルな要素を入れるかを考えました。そこで、まずベースの形を、通常のスポーティなスニーカーに対して、もっとドレス靴のような細身でスマートなシェイプにしました。そして、そこに軽さなどの機能性を足していったのです。また、通常スニーカーのデザインは横から見ると甲と履き口の部分の比率が6:4くらいですが、私はもともとカーデザイナーだったので、よりスポーツカーのような流線的でスマートなシルエットをスニーカーに取り入れたいと考えました。なので、横からみるとこのNo Codeは、その比率を7:3くらいにしています。これもこの靴を、スニーカーでありながらエレガントに見せる秘密なのです」

会場となった「DDP」。故ザハ・ハディド氏による曲線的な屋根のデザインが印象的。

会場となった「DDP」。故ザハ・ハディド氏による曲線的な屋根のデザインが印象的。

今回のテーマは「STORIES OF CONTEMPORARY LIFE」。

今回のテーマは「STORIES OF CONTEMPORARY LIFE」。

デジタル映像を駆使した展示会場。

デジタル映像を駆使した展示会場。

壁のスクリーンにも、たくさんのデジタル画像やメッセージが映し出された。

壁のスクリーンにも、たくさんのデジタル画像やメッセージが映し出された。

SHOEKERの意味とは……?

SHOEKERの意味とは……?

会場では、イタリアからやってきた熟練職人がレザーのカッティングなどを実演。

会場では、イタリアからやってきた熟練職人がレザーのカッティングなどを実演。

アッパーの部分は上質レザーをカットして作られる。

アッパーの部分は上質レザーをカットして作られる。

こちらが新作の「Shoeker #3」。ドレス靴のような細身のトウで大人っぽく履ける。

こちらが新作の「Shoeker #3」。ドレス靴のような細身のトウで大人っぽく履ける。

サイドには、スポーツカーの扉のようなパネル。

サイドには、スポーツカーの扉のようなパネル。

アッパーの部分には、マイクロゴンミーニのデザインも。

アッパーの部分には、マイクロゴンミーニのデザインも。

ソールは、もちろんゴンミーニ仕様!

ソールは、もちろんゴンミーニ仕様!

白バージョンもカッコいい。

白バージョンもカッコいい。

右から、クリエイターのヨン氏、大谷亮平さん、香港の俳優リー・ドンゴンさん。

右から、クリエイターのヨン氏、大谷亮平さん、香港の俳優リー・ドンゴンさん。

韓国の俳優、リー・ドンゴンさん。

韓国の俳優、リー・ドンゴンさん。

韓国の俳優、チェ・ジフンさん。

韓国の俳優、チェ・ジフンさん。

韓国の歌手、東方神起のユンホさん。

韓国の歌手、東方神起のユンホさん。

台湾の俳優、ジャスパー・リュウさん。

台湾の俳優、ジャスパー・リュウさん。

中国の女優、アユンガさん。

中国の女優、アユンガさん。

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