“洗えるジャケット”は便利だけど見た目がね…という考えはもはや過去のもの。今や風合いはそのままにウォッシャブルを実現したジャケットが、当たり前になってきたのだ。
“洗える”と”お洒落”は今やトレードオフじゃない
人間だもの、歩けば汗をかくのは当たり前で、夏ともなればただジャケットを着ているだけでも汗ばむ。仕方がないとはいえ不衛生だし、匂いも気になる。だからこその”洗える”ジャケットなのだが、一般にウォッシャブルのタグがつくと風合いに難があった。しかし今や、見た目もヨシのウォッシャブルが劇的に増えているのだ。右の洗いたてのジー ゼニアの一着はまさしく、そんな新時代を象徴する存在。自社の工場で製造されているハイテクメリノウール生地「テックメリノ」がウォッシャブルの要で、こちらは繊維、そして生地と2段階にわたって、特殊な加工を施したもの。自宅で洗えるばかりでなく速乾性や通気性にも優れ、なおかつ風合いはウールそのものというのだから非の打ちどころがない。風合いの弱点が払拭された今、洗える恩恵にあずからない手はないのだ。
Z ZEGNA

今やゼニアのジャケットも洗える時代
最先端の特許技術によって、メリノウール100%ながらウォッシャブル、速乾性、ナチュラルストレッチ性など各種快適機能を実現した、「テックメリノ」素材を使用。スタイリッシュに仕立てた、時代をリードする一着。
“これが洗えるの!?”なドレス顔のジャケット4選
[MEN’S EX2018年06月号の記事を再構成]
撮影/野口貴司(San・Drago)、鈴木泰之、岡田ナツ子 スタイリング/四方章敬、宮崎 司(CODE) ヘアメイク/松本 順(辻事務所) 構成・文/伊澤一臣 文/秦 大輔、吉田 巌(十万馬力)、安岡将文