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コネクティッドカーとは何者か?

そもそも今回のモデルチェンジでは、両車とも購買層の若返り=「脱おじさん」を狙い、クラウンではシックスライトキャビン(レクサスLSと同様に片側に3つの窓を配置)というエクステリアデザインを採用し、ドイツのニュルブルクリンクサーキットで鍛えた走りなどをアピール。カローラもこれまでラインナップしていなかったハッチバックモデルを最初に登場させるなど、どちらも「変わった」感を強く打ち出している。

INEによるクルマとの会話
LINEに自分の愛車を登録すると、クルマとの会話が可能となる。LINE上で行きたいところを事前に伝えておけば、車載ナビの目的地にメモリーできたり、出発する。

そんな新型クラウン、新型カローラで共通して評価されるのが、「LINEマイカーアカウント」「オペレーターサービス」をはじめとしたコネクティッドサービスだという。

新型クラウン、新型カローラともにトヨタが”初代コネクティッドカー”と表現するクルマだが、そもそも、トヨタのいうコネクティッドサービスとはどんなものなのだろうか?

つながることがもたらすもの

2018年1月、トヨタは1台のコンセプトカーを発表した。「GRスーパースポーツコンセプト」と名付けられたそれは、FIA世界耐久選手権(WEC)に参戦し、今年のル・マン24時間耐久レースでワン・ツーフィニッシュを飾った「TS050 HYBRID」とほぼ同じ主要パーツで構成され、1000PSを達成するV6ツインターボ+モーターを搭載するスーパースポーツモデルだ。

「TS050 HYBRID」をベースにしたロードゴーイングカーのコンセプトモデル
ル・マン24時間耐久レースを制した「TS050 HYBRID」をベースにしたロードゴーイングカーのコンセプトモデル。コンセプト発表時には、走行可能なテストカーを用意するなど、市販化への並々ならぬ情熱を感じさせた。ル・マン24時間耐久レースの会場で市販化に向けて開発が始まったことを発表。

レーシングカーがそのままロードゴーイングカーとなるGRスーパースポーツは、コンセプトだけで終わるのではなく、すでに市販化に向けて開発がスタートしているが、その速さだけではなく、最新のコネクティッド機能を有するであろうことに注目したい。

市販化されるGRスーパースポーツでは、コネクティッド機能によって、リアルタイムの走行データに基づくドライビングサポートやリモートメンテナンス、さらには車載システムの更新プログラムを行う予定だという。この機能によって、レーシングカーそのもののパフォーマンスを、一般ユーザーでも安全に、そして安心して味わうことができるようになるという。

これらのコネクティッド機能は、まだ実現していない一例だが、その実現に向けての第一歩が、初代コネクティッドカーである新型クラウン、新型カローラというわけだ。

初代コネクティッドカーとして登場した新型クラウン。国内専売モデルながらニュルブルクリンクサーキットでテストを行うなど、その開発はワールドワイド。日本の高級車を牽引してきた存在だ。

初代コネクティッドカーとして登場した新型クラウン。国内専売モデルながらニュルブルクリンクサーキットでテストを行うなど、その開発はワールドワイド。日本の高級車を牽引してきた存在だ。

まずはハッチバックモデルが登場。カローラスポーツという名にあるように、スポーティさが魅力のひとつ。上質な素材を使った内装など、ハッチバックカテゴリーながら高級感も合わせ持つ。

まずはハッチバックモデルが登場。カローラスポーツという名にあるように、スポーティさが魅力のひとつ。上質な素材を使った内装など、ハッチバックカテゴリーながら高級感も合わせ持つ。

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