伝統のデザインはほぼそのまま(写真6枚)
なにしろ、クラシックなデザインで愛されているのだから、これを一気に変えてしまうわけにはいかない。むしろ、外観にはできるだけ手をつけず、可能であればモデルチェンジしたことがファンに気づかれないようなスタイリングに仕上げたいところ。いっぽうで、40年近く前に誕生したGクラスが乗り心地や操縦性といった面で時代遅れになっていたのも事実。
つまり、足回りは最新技術で一新したいのだが、だからといってGクラスの根源的な特徴である悪路走破性や耐久性、信頼性で妥協することは許されない。つまり、これまでのよさはそのままに、時代にあわせた改良が求められる部分のみ刷新するという、極めて難易度の高いモデルチェンジに取り組まなければいけなかったのだ。