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新型Gクラスの国際試乗会が催されたのは南フランスのペルピニャン周辺。まずは高性能版のAMG G63に乗って一般道を走り始めた。

AMG G63を試乗!(写真2枚)

スポーティな足回りが与えられたAMGモデルでも、乗り心地は目を見張るほど改善されていた。路面にデコボコがあってもゴツゴツした印象を与えることなく、G63は滑らかに走りすぎていく。路面から伝わる騒音や風きり音も格段に小さくなっており、車内は最新SUVに遜色がないほど静か。Gクラスの弱点は一掃されたといって間違いない。

AMG G63のディテール(写真5枚)

続いてワインディングロードに足を踏み入れると、新たな驚きが待っていた。ハンドルをわずかに切っただけでクルマは正確かつ素早く進む向きを変えるので、コーナーを思いのままに駆け抜けることができるのだ。

「そんなの当たり前」というなかれ。頑丈さをウリにしていた現行型のGクラスは、頑丈ゆえに足回りが重く、これがコーナリング時の反応を遅くしたり、乗り心地を悪化させたりする要因になっていたのだ。けれども新型はレスポンスよくコーナーを曲がっていく。しかも耐久性はまったく変わっていないという。それでも驚くなというほうが無理な相談である。

1979年の誕生以来、初めて全面刷新を行い新型へと生まれ変わったGクラス。外観デザインはこれまでのGクラスを踏襲しているが、中身は大きく変わっている。

1979年の誕生以来、初めて全面刷新を行い新型へと生まれ変わったGクラス。外観デザインはこれまでのGクラスを踏襲しているが、中身は大きく変わっている。

圧倒的に乗り心地がよくなっている。スポーティな味わいだが、後席を含め、快適性が高い。

圧倒的に乗り心地がよくなっている。スポーティな味わいだが、後席を含め、快適性が高い。

Gクラスのアイデンティティともいえる丸形ヘッドライト。ヘッドライトのデザインは一新され、LEDを備える。

Gクラスのアイデンティティともいえる丸形ヘッドライト。ヘッドライトのデザインは一新され、LEDを備える。

ボンネットの左右先端に配置されたウインカー。これも変わらず採用されている。

ボンネットの左右先端に配置されたウインカー。これも変わらず採用されている。

ボディと一体化されているドアノブが主流だが、これも従来モデルと形状を変えることなく採用。

ボディと一体化されているドアノブが主流だが、これも従来モデルと形状を変えることなく採用。

ボディ外部にセットしたドアのヒンジ部分。これら細部の作りを従来通り、踏襲することで、Gクラスらしさを強調している。

ボディ外部にセットしたドアのヒンジ部分。これら細部の作りを従来通り、踏襲することで、Gクラスらしさを強調している。

新型GクラスのトップグレードとなるメルセデスAMGのG63をラインナップする。

新型GクラスのトップグレードとなるメルセデスAMGのG63をラインナップする。

G63にはAMG強化ブレーキやスプリングレートを走行シーンに応じて自在に切り替えるAMG RIDE CONTROLスポーツサスペンションを装備する。

G63にはAMG強化ブレーキやスプリングレートを走行シーンに応じて自在に切り替えるAMG RIDE CONTROLスポーツサスペンションを装備する。

インテリアデザインはスタンダードモデルと同様。ステアリングなどは専用品となるほか、レザーダッシュボードは標準装備となる。

インテリアデザインはスタンダードモデルと同様。ステアリングなどは専用品となるほか、レザーダッシュボードは標準装備となる。

専用となるAMGパフォーマンスステアリング。デザインが異なるだけでなく、ナッパレザーを素材に採用している。

専用となるAMGパフォーマンスステアリング。デザインが異なるだけでなく、ナッパレザーを素材に採用している。

フロントシートもAMG専用品。シートベンチレーターやシートヒーター・プラス、電動ランバーサポートなどをオプションで装着可能。

フロントシートもAMG専用品。シートベンチレーターやシートヒーター・プラス、電動ランバーサポートなどをオプションで装着可能。

搭載エンジンはG500(日本名G550)と同じ4リッターV8ツインターボだが、最高出力は430PS、最大トルクは850N・mに高められている。

搭載エンジンはG500(日本名G550)と同じ4リッターV8ツインターボだが、最高出力は430PS、最大トルクは850N・mに高められている。

AMGモデルの証であるエンブレム。AMG製エンジンは選ばれたエンジニアによって1基ずつ組み上げられるため、担当者の名前が刻まれている。

AMGモデルの証であるエンブレム。AMG製エンジンは選ばれたエンジニアによって1基ずつ組み上げられるため、担当者の名前が刻まれている。

悪路走破性は従来モデルよりも向上。ロードクリアランスは約241mmを確保する。最大渡河水深は従来モデルの+10cm以上となる70cmを実現。

悪路走破性は従来モデルよりも向上。ロードクリアランスは約241mmを確保する。最大渡河水深は従来モデルの+10cm以上となる70cmを実現。

ドライブモードには「コンフォート」「スポーツ」「エコ」「インディビジュアル」に加えて「Gモード」を設定。調整式ダンパーやアクセル特性を変更して優れた悪路走破性を発揮する。

ドライブモードには「コンフォート」「スポーツ」「エコ」「インディビジュアル」に加えて「Gモード」を設定。調整式ダンパーやアクセル特性を変更して優れた悪路走破性を発揮する。

試乗したG500(日本名はG550)は4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。最高出力は422PS、最大トルクは610N・mを発生させる。

試乗したG500(日本名はG550)は4リッターV8ツインターボエンジンを搭載。最高出力は422PS、最大トルクは610N・mを発生させる。

これまでのGクラスらしさを維持しながら最新メルセデスのデザインを融合させたインパネ。レザーやウッドトリムには上質な素材を採用することで豪華さも合わせ持つ。

これまでのGクラスらしさを維持しながら最新メルセデスのデザインを融合させたインパネ。レザーやウッドトリムには上質な素材を採用することで豪華さも合わせ持つ。

12.3インチの高精細ワイドディスプレイを2枚組み合わせているのは最新メルセデスのデザインに則っている。

12.3インチの高精細ワイドディスプレイを2枚組み合わせているのは最新メルセデスのデザインに則っている。

3つのディファレンシャルロックを操作するスイッチはセンターコンソールの中央に配置。このレイアウトも従来モデル同様だ。

3つのディファレンシャルロックを操作するスイッチはセンターコンソールの中央に配置。このレイアウトも従来モデル同様だ。

ボリューム感のあるシートはどんな路面を走行しても快適に乗員をホールドしてくれる。厳選されたレザー素材がラグジュアリー感を漂わせる。

ボリューム感のあるシートはどんな路面を走行しても快適に乗員をホールドしてくれる。厳選されたレザー素材がラグジュアリー感を漂わせる。

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