SUVはもはや、”フツウの乗用車”だ。だとすれば、その昔、親父が4ドアセダンに乗っていた頃に、2ドアクーペやスーパーカーに憧れたように、SUVにもいろんな派生モデルが誕生してもおかしくない。なかでもラグジュアリーなSUVマーケットは異常な盛り上がりをみせていて、最近ではついに、ロールスロイスがカリナンというSUVを発表した。
というわけなので、スーパーカーブランドのランボルギーニがSUV、ウルスを出すとアナウンスしても、自動車界的には驚きではなかった。むしろ、当たり前の流れだった。ちなみに、ランボルギーニは今から40年ほど前にも、LM002と呼ばれるクロカン4WDモデルを市販している。カウンタック用V12エンジンを積んだゴージャスSUVの先駆者でもあった。
4人もしくは5人乗りの4ドアSUV、ウルスのパワートレーン(エンジンとミッション、駆動システム)は、4リッター V8ツインターボ+8AT+フルタイム4WDで、VWアウディグループとの共同開発&生産品(ランボルギーニはアウディグループ)。最高出力は650psで、0→100km/h加速3.6秒、最高速度305km/h、というから、数字を見るかぎり、まったくもってスーパーカーだ。