「今シーズン、買い足すならボーダーのトップス」【BEAMS中村達也の買い足しノート・前編】
今月の買い足し
ボーダーのトップスでカジュアルスタイルの原点強化を
ボーダーのトップスといえば初夏の休日スタイルにおける大定番だが、今年は例年以上にバリエーションが豊富。お決まりのマリン風ボーダー以外にも注目だ。
同じボーダーの中にも実は様々なキャラあり
一見似ているが、よく見るとキャラの違うボーダートップス3着をチョイス。
白地にレトロな赤ボーダーが走るこちらは、アメリカ西海岸風な表情。ただし、素材は上質なニットだ。2万1000円/サンモリッツ
やや太めのボーダーポロはコットンナイロンのパイル地。汗ばむ夏も快適だ。2万6000円/ロベルト コリーナ
王道マリンテイストな一着。英国ガンジー諸島に由来するガンジーニットは、直線の袖山を身頃側のリブ編みでフィットさせているのが特徴的だ。1万8000円/ガンジー ウーレンズ(以上ビームス 六本木ヒルズ)
【着こなし1】ジャケットスタイルは軽快感が肝心
「ボーダートップスのリラックスした雰囲気に合わせて、軽やかなジャージージャケットとドローストリングスパンツをコーディネート。きちんとしたジャケパンスタイルですが、着心地は快適なものを選んでいるのがポイントです。足元は昨今注目されているベルジャンシューズを。一見ローファーと似ていますが、見た目も履き心地もより軽快なものになります」。
ニットは前ページのサンモリッツと同じ。ジャケット5万5000円/チルコロ1901、パンツ2万3000円/ジャブス アルキヴィオ、靴2万8000円/ポルペッタ(以上ビームス 六本木ヒルズ)
【着こなし2】紺×白の組み合わせはマリンに傾きすぎないよう
「ネイビー×ホワイトのボーダーポロシャツにホワイトパンツ。夏の定番的色使いですが、極端なマリンテイストにまとめるよりも少しテイストミックスをしたほうが今季的。そこで、両胸ポケットのシャツジャケットで大人らしいツイストを加えました。また、ポロシャツが実はスキッパーなので、その開放感に添うよう足元はエスパドリーユを合わせています」。
ポロシャツは前ページのロベルトコリーナと同じ。シャツジャケット2万8000円/ジャンネット、パンツ2万5000円/GTA、靴1万200円/ドンキ ショース(以上ビームス 六本木ヒルズ)
【着こなし3】ボーダー×ショーツを大人に見せるコツ
「ショートパンツにボーダーニットのスタイルは涼しげで爽やかですが、子どもっぽく見えないよう配慮が必要。そこで、長袖のニットを袖まくりして大人な印象に見せています。ネイビー&ホワイトの2色に色数を絞っているのも上品に見せるポイントですね。足元は上と同じジュートソールですが、こちらは白スニーカー風のアッパー。靴を明るい色にしているぶん、さらに軽やかな印象になります」。
ニットは前ページのガンジー ウーレンズと同じ。ショーツ2万3000円/ジャブス アルキヴィオ、靴9000円/ライス(以上ビームス 六本木ヒルズ)