【100年以上の歴史】紳士服の永世定番 ブレザーのディテールを理解する

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紳士服の永世定番
「ブレザー」概論

100年以上の歴史を辿り、現在の形になったネイビーブレザーは「いったいどんな洋服だったのか?」。メタルボタン付きの紺無地ジャケットと単に定義するのはあまりにも大雑把すぎないか?

そこで今回、ファッション業界の事情通への取材を通して、その歴史、そしてその服としての意味を、改めて考察してみることにした。

2:ブレザーたらしめるディテールを理解する

「1:ブレザーの起源を知る」はこちら>>

ブレザーイラスト

シングルブレザーは大学やクラブスポーツの制服が起源であったことから、クラブの紋章をメタルボタンに刻み、胸のパッチポケットで示すことで、ユニフォームとして着用してきた。その名残が、ブレザーの象徴的なディテールとして受け継がれている。

1.胸のパッチポケット

大学やクラブのための制服を起源とするブレザーは、それらの紋章を刺繍で縫いとったエンブレムで胸を飾った。このエンブレムを付けやすく工夫した名残とされる。

2.メタルボタン

19世紀当時のブレザーは、大学や所属クラブを示すために、オリジナルのロゴやモチーフを刻印したメタルボタンを付けることでユニフォームとしての役割を果たしていた。



[MEN’S EX Spring 2025の記事を再構成]

2025

VOL.345

Spring

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