
豪華な専用アイテムを備えた最終モデル
レクサスはスポーツクーペのRCおよびRC Fに“Final Edition”を設定。1月16日から発売を開始した。
レクサス RCは2014年に登場したレクサス渾身のスポーツクーペで、2リッター直4ターボモデルと2.5リッター直4ハイブリッドモデル、そして3.5リッターV6自然吸気モデルを展開、さらにスポーツバージョンとして5リッターV8自然吸気モデルのRC Fをラインナップしている。
RCは62の国と地域で累計約7万9千台を、RC Fは57の国と地域で累計約1万2千台を販売したが、2025年11月をもって生産の終了を予定。その生産終了に合わせて最後の限定モデルを登場させた。
この限定モデルに用意された装備は、まずRCでは足元にスパッタリング塗装を施したENKEI製の19インチアルミホイールを履かせ、レッドに塗装されたブレーキキャリパーを装着。さらにブラック塗装とスモーク塗装加飾を施したオート電動格納式ドアミラーを設定。これらのアイテムによりスポーティさを強調している。
インテリアカラーにはブラック&フレアレッドを採用。素材にウルトラスエードを用いたスポーツシートを装備しているほか、カーボン素材を使ったネームプレートを取り付けている。このネームプレートには「Final Edition」と刻まれており、特別感を演出している。
一方のRC Fには、高精度チューニングエンジンを搭載。緻密な質量合わせやクリアランス調整によって回転バランスの最適化とフリクション低減を実施。V8エンジンの伸び感と滑らかな回転フィールに磨きをかけている。
足元にはメタルスターグロスブラック塗装を施したBBS製19インチ軽量鍛造アルミホイール、レッドに塗装されたブレーキキャリパーを装備。フロントバンパーにセットされたカーボン製の大型ロッカーフィン、さらにカーボンルーフや格納式カーボンアクティブリヤウィング、カーボンリヤディフューザーなど、走行性能を高める専用アイテムを採用している。
車両価格は、2リッター直4ターボモデルの「RC300“Final Edition”」が666万円、2.5リッター直4ハイブリッドモデルの「RC300h“Final Edition”」が711万円、3.5リッターV6モデルの「RC350“Final Edition”」が767万円、そして5リッターV8モデルの「RC F“Final Edition”」が1360万円(いずれも消費税込み)となっている。
なお、数々の専用アイテムを装備した最後のRCおよびRC Fだが、このうちRC Fは200台の限定発売となっている。