東京下町職人の手仕事と、大胆で自由なデザインが融合した「グルーバー」のフレーム

bool(false)

ファッションとしてはもちろん、確かな品質も備えた本格眼鏡。鯖江の老舗から世界の有名メゾンまで圧巻の1000本以上の最新フレームを1冊に網羅した『本格眼鏡大全 2024』が発売中。その中身を一部ピックアップしてご紹介する。

GROOVER(グルーバー)

GROOVER PHOBOS
品番 PHOBOS(詳しくは下記にて)

自由な挑戦的デザインと東京伝統の眼鏡製法を融合

メガネナカジマのオリジナルブランドとして2006年にスタートしたグルーバー。このブランドにはコンセプトというものがなく、いわゆる眼鏡のトレンドとも距離を置く。なぜなら、自ら掲げたコンセプトや時流に縛られて自由な創造を妨げられるのではなく、その瞬間ごとに湧き上がったエモーションをカタチにする眼鏡づくりを信条とするからだ。

また、ショップオリジナルの挑戦的デザインを高い次元で実現するために、既存の生産体制では限界を感じた中島正貴氏は自社工場の設立を決意する。そこで目をつけたのが江戸時代から続く伝統産業ながら、すでに火が消えかかっていた東京下町の眼鏡。最後まで残っていた工場の腕利き職人たちを再結集し、東京の伝統的な眼鏡づくりを継承する“G YARD”を横浜に開設したのである。

そうして作られるグルーバーの製品には他にない特徴がある。既存のフレームより多く施された手作業による複雑で多面的なカッティング、素材の下処理に時間をかけ徹底的に寝かせることで完成後も変形しない堅牢な生地、通常の2.5倍の時間を費やして磨くことで生まれる艶やかな光沢など。大胆なデザインと伝統製法を融合したその眼鏡は、今や日本を飛び越え、世界中から注目を集める。

GROOVER(グルーバー)

 BRAND INFO 
創業年/2006年
創業者/中島正貴
現在地/日本
問い合わせ先/グルーバー
TEL:044-933-3566

ブランドの特徴
1. 概念や時流に縛られない自由な発想の眼鏡づくり
2. ショップオリジナルの大胆で挑戦的なデザイン
3. 東京の伝統産業を受け継ぐ自社工場で精緻な手作り

デザイナー 中島正貴

デザイナー
中島正貴

川崎市で約50年続くメガネナカジマのオーナー兼グルーバーのデザイナー。東京クラフツマンシップを継承する“G YARD”を開設し、コンセプトに囚われないデザインを具現化する。


2025

VOL.345

Spring

  1. 1
2
SmartNews
ビジネスの装いルール完全BOOK
  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
  • Facebook
  • X
  • Instagram
  • YouTube
pagetop