“時”と“匠”の技が日本酒の既成概念を覆す
INISHIE 匠 「ヴィンテージSAKE プレミアム ブレンド」
古酒の色合いや香りを愉しむにはワイングラスが最適。すべて 1997年の古酒(岩手)と2007年モノ(鳥取)をベースにした3種類の古酒をブレンドしたもの。 左:兵庫の銘酒、本田商店の「龍力」2010年古酒をブレンドした逸品。デザートワインのようなとろりとした濃醇で深い味わいに。 中:白ワインのような「幻の瀧」2009年古酒(富山)をブレンドすることにより、きりりとした飲み口で酸もしっかり。 右:熟成感が特徴の「梅錦」1993年古酒(愛媛)を加えたことで、酸味に香ばしさも加わり、食後酒としても最適な味わいに。古酒3本セット1万2000円。2本セット9000円、1本5000円(匠創生)
田上 日本酒は今まで新酒をフレッシュなうちに愉しむのが主流でした。
伊澤 そんな日本酒業界に「ヴィンテージ」の概念を持ち込んだのが、匠創生プロデュースの日本酒古酒。
田上 聞けば、代表自らが全国の酒蔵を一軒一軒巡って、貯蔵されている古酒を発掘し、蔵元と交渉しながら製品化している逸品なのだそう。
伊澤 しかも、匠創生の「古酒」は10年以上熟成したものだけを扱うというこだわりがあるから驚きだね。
田上 今回のシリーズは、複数のヴィンテージをブレンドしているのも特徴で、限られた古酒の在庫で造り上げられたオンリーワンの味です。
伊澤 古酒の割にクセが少なく、飲みやすいので食事とも愉しめそう。
田上 そうそう。例えば、甘みのあるNo.1はアイスクリームなど、アフォカード的に愉しめるかもしれません。個人的にはフォアグラやブルーチーズとの合わせも面白いかと。
伊澤 料理とのペアリングはもちろん、グラスの中で変化する香りをじっくりと堪能できるのも古酒の魅力。
田上 いい音楽を聴きながら、ゆっくりとした時間を語らう相手として、日本酒古酒を加えてほしいですよね。
話したのはこの2人
伊澤一臣(スタッフエディター)
日本酒といえば搾りたてのフレッシュな味わいを好んできたが、歳を重ねるにつれ複雑味を醸す古酒の魅力に開眼。
田上雅人(副編集長)
学生時代に日仏伊のワイン産地を巡り、特に熟成ワインを好む。昨年、日本酒古酒と出会い、目下勉強中。
お問い合わせ先
匠創生 TEL 03-6832-7363
[MEN’S EX Spring 2024の記事を再構成]
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