
改めて学ぶME流スーツのルール
ジャケットの心得
コロナ禍が明けつつあり、春に向けて完全出社に移行する企業の噂もチラホラと聞こえてくる今日この頃。久々にスーツを着てオフィス街に出向く機会も増えるはずだ。そんな時、鏡に映る貴兄の姿に不安はないだろうか。長らくスーツ&ジャケットスタイルから離れていると、これまでやってきたコーデも途端に不安になることもあるだろう。そこで、MEがこれまでご紹介してきた“スーツ・ジャケットの装いの基礎”をここで改めてご紹介。ドレス復帰のヒントに、ぜひご活用あれ。
無難に見せない!
紺JKは季節素材の活用で

point
春こそネイビーの真骨頂! 季節素材で定番色を春顔に
最もスタンダードに位置付けられているジャケットの色といえば、やはりネイビーだ。シーズンを問わず着用頻度の高い色ではあるが、やはり春の爽やかな気候には一段と似合う。ならば、季節感を意識した生地を選ぶことで、よりその魅力を堪能してみたい。
春らしさとは、つまり軽快感や清涼感を指す。リネンやコットン素材は、まさにその代表格だ。少々毛色は異なるが、滑らかな肌触りと優れた通気性を誇るシルクも、春ジャケットには理想的と言えるだろう。
これらの素材は、軽快感や清涼感に加えて、豊かな表情も生み出してくれる。それは、定番だけに無難とも捉えられがちなネイビージャケットの着こなしを、季節感を意識した粋な着こなしに変えてくれる。スーツでは素材感を強く主張させた着こなしは難易度が高いが、ジャケットならビジネスでもこなしやすい。
column
応用ルール
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