サルトリアなのに、テーマは「おうち」!?
ブランドとして初めて、ルック制作を行ったという、デ ペトリロ。一番初めにテーマとして挙げたのが、北イタリアにあるコモ湖の湖畔にある、とあるお屋敷だ。豊かな自然とゆっくりと流れる時間。そんな地で揃える、クローゼットをイメージしたという。故に、今回のコレクションは、フォーマルからややカジュアルなジャケットまでそろいつつも、優しく渋い色合いのアイテムが多いのだ。
フォーマルウェア
大人の男性にはなくてはならないフォーマルウェア。その考えは、基本的に変わらないという。しかし、これまで通りルールが全てではなく、例えば、タキシードにニットを合わせた提案なども行っている。ルールはしっかりと理解をしつつも、上品なアイテムを合わせて崩してもいいだろう。
推しの生地
デ ペトリロでは常に、長く着られる生地選びをしている。その中でも、今季はこんな提案がある。
来季は大人のラグランコートがいい
これまで、ややカジュアルな印象の強かったラグランスリーブのコート。そこで、「大人が着れる」を意識し、同ブランドが初めて製作した。カジュアルでも格のある。そんなワードローブが理想だという。
Other Look
以上、いかがだっただろうか。これらのように、無理のないデザインとサイジングでワードローブを揃えつつも、生地や着こなしで新鮮に見せる。そんなペトリロファミリーの精神を見た気がする。是非、ご自身のクローゼットを見直し、理想のワードローブを目指して、お買い物を楽しんでほしい。
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撮影・文=樗澤広樹