
国内においてはもはや当たり前となったスーツのオーダー。目の肥えた顧客の多様な要望に応えるなかで培った、国内オーダースーツブランドの魅力とは?
AZABU TAILOR
麻布テーラーの「サルトリアモデル・スポーツコンフォートモデル」

ライフスタイルにマッチする仕立てを
麻布テーラーの魅力の一つとして、身体だけでなく感性にもマッチする「パーソナルオーダー」があげられる。それは、多くの生地やディテールに加え、写真のように対局の仕立てのバリエーションが選べること。構築的な仕立て(左)と軽やかな仕立て(右)がいい例だ。実現できるのは、スーツ販売の資格を多く有したプロフェッショナルなスタッフのフィッティング技術に加え、ユーザーの業種やライフスタイルを考慮した提案力にある。熟練したフィッターがユーザーの要望と自らの経験を頼りに、副資材の量や位置、質にまで細やかにこだわりを落とし込む。これこそが、ユーザーの要望に柔軟に対応できる同店の魅力をつくり上げている。
KYOTO BESPOKE
京都ビスポークの「3ピーススーツ」

英国を彷彿とさせる大人の仕立てを提案
多くのオーダースーツ店がしのぎを削る同業界だが、同社は英国を基調としたクラス感があるスタイルを提案する。スーツ本来の製法である上質な毛芯を裾まで使う“総毛芯仕立て”を基本とする同社のスーツは、より大人らしい着こなしを求める方にうってつけだ。上質な生地を豊富に取り揃え、「客との対話を大切にする」をモットーにする実力派サロン。店主自ら厳選した豊富な服地と国内随一の縫製で、カスタマー1人1人の身体に心地よくフィットするスーツが手に入る。
[MEN’S EX Winter 2023の記事を再構成]
※表示価格は税込み