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CEO Talks e-tron ~Future is an attitude~ #3 山本山 代表取締役社長・山本嘉一郎 さん《後編》
CEO Talks e-tron ~Future is an attitude~ #3
※前編の記事はこちらから
【CEO Talks e-tron ~Future is an Attitude~ #3《前編》】
Future is an attitude、未来に向かって今私たちができることとは?
山本さん 私はアウディに対して、過去を振り返るより未来を見つめている、つまり、新しいことに取り組む姿勢が、どのメーカーよりも強いとの印象を持っています。
シェーパースさん 嬉しいお言葉、ありがとうございます!まさに、アウディのDNA Vorsprung durch Technik(技術による先進)の精神です。
山本さん それは伝わってきます。最近はRSばかりだけど、僕はAudi A3からA8シリーズまで乗ってきているんですよ。昔はAudi 80やAudi 100にも。その縁もあって当時のドイツの工場も行きました。
シェーパースさん 日本でアウディが普及し始めた頃ですね。
山本さん 今まで歴代乗ってきたなかでもとくに印象深いのがRS 6です。初めて見た時に、なんだこのクルマは!って思った。欲しいと思っている性能がてんこ盛りでしたから。
シェーパースさん ワゴンのパッケージの初代Audi RS 6 Avantは、4リッターツインターボで450馬力でした。
山本さん そうでしたね。RS 6は当時から、世界最強のスペックを誇るステーションワゴンにもかかわらず、派手なエアロパーツで周囲を威嚇することもない。それからですよ、ハイパフォーマンスながら控えめなアウディにハマったのは。でも、V8を搭載するためにノーマルより長くなったフロントエンド、前後拡大されたフェンダーなど、クルマ好きには、すぐに見抜かれてしまいましたけどね。
シェーパースさん 僕も乗りましたよ。あれはカッコ良かったですね。
山本さん 今はAudi RS 4とRS Q8に乗っています。長距離を走るんだったら絶対RS Q8。もともと大きいクルマやエンジンの素質が好きだったから。でもたまにRS 4に乗ると運転すること、スピードを出す、アクセルを踏むということがとても快感ですね。
シェーパースさん とてもよくわかります。
山本さん でも最近試乗したe-tronは、そのRS 4とRS Q8のいい所がパッケージングされていました。パワーがあって足回りも良く、ちょっと飛ばすこともできる。
シェーパースさん RS Q8とは異なる魅力がありますよね。特に瞬発的な加速力、そしてトルクもありますからね。そして、何よりも静かです。
山本さん クルマのバランスがすごくいい。乗り心地に関しては、もう誰を乗せても極上っていうだろうし、文句のつけようがないぐらい。
シェーパースさん クルマ好きの山本社長に、それだけご満足いただけて良かったです。まさにアウディの考える未来であり、山本社長がお話しされた、歴史ある会社こそその伝統に甘んじることなく先のことを考え、そこに未来がある、ということにも通じると思います。
山本さん SDGsでいうと、僕は持続可能な未来って質素にいくことだと思うんですよ。何か大きなことばかりを考えると持続性が失われちゃう。今を続けるっていうことはやっぱり地道なことだと思う。あまり過美に派手にやらないで進めることが持続可能な未来を手にしやすくすると思います。
シェーパースさん 続けないものは始めない、という山本社長同様、アウディも終わらせることができないことはスタートしません。だからこそ電気自動車の未来に向けて、それを可能にするためにお客様の価値観を理解しながら、今後もサスティナブルな価値観を提示し続けたいと思います。
シェーパースさん 今日は山本社長にいち早く乗っていただきたいと思い、Audi e-tron Sの日本上陸1号車に乗ってきました。
山本さん この車に乗りたくてしょうがなかったんです。ぜひ運転させてくださいよ。これまでもe-tronに乗せてもらってますが、現行モデルではこれが1番いいんじゃないかと思います。加速もいいけれど、やっぱりこの静かさが電気自動車の最大の魅力ですよ。
シェーパースさん おっしゃる通り、いい音楽が聴きたくなりますね。
山本さん エアサスの乗り心地とハンドリングもすごく良いですね。
シェーパースさん 山本社長はクルマに詳しくて、これまでもいろいろ乗られているじゃないですか。電気自動車の未来をどのようにお考えですか?
山本さん エンジン音と変速のタイミングを味わえないことが寂しいですが、それ以上に、ガソリン車が持っていない電気の最大の魅力があるわけですから。やっぱりこれを認めるべきだし、これが“未来”なのでしょう。
シェーパースさん 日本で電気自動車がもっと増えるためには何が必要だと思いますか?
山本さん 充電ステーションでしょう。それと燃費ならぬ『電費』がどれくらいなのかがまったくわからないから、みんな怖いんだと思うんですよ。私も半分くらいなくなると「止まっちゃったらどうしよう」とドキドキする。
シェーパースさん そうですね。私も電気自動車に乗る前はそのように思いました。そこで最近はお客様を起伏のあるワインディングロードにお連れします。上りきったら「もう残量50kmしかない どうやって帰るの?」と不安になります。でも電気自動車は『回生ブレーキ』なので、下り坂では電気エネルギーをチャージするので、下に着くと「あれまた100km走れるんだ」となる。
山本さん そうした不安をひとつずつ取り除いてあげると、ものすごく電気自動車に近づきやすくなるし、特性がわかれば購入も視野に入ってきます。
シェーパースさん 未来に不安はつきものです。山本社長の会社でも、常に未来を考えられていらっしゃいますよね。そのなかで、長い歴史がある会社を変えていくというメッセージを、社員にどう伝えカルチャーを作るために何をされていますか。
山本さん とにかくコミュニケーションを良くするしかないでしょう。そして目に見える形で変えること。当人にやる気を出してもらうことがやっぱり1番なので、それをどうやって引き出すか。たとえば私が電気自動車に乗っていることも、社員に対して新しいものに挑戦するという目に見える強いメッセージなんですよ。自分でもこういう新しいものを常に触っていたいし、それこそスマートフォンにしてもいつも最新モデルを使いこなすことで、社員からすれば未来に目を向けたくなるような環境に近づくと思うんですよ。
シェーパースさん 「新しいものに触れる」という変化を社員に感じてもらうこと。オフィス環境もそうですし、行動パターンの中に新しいものを取り入れることが、社員に1番強いメッセージになるということですね。
山本さん たぶん私がガラケーを使ってたら先に進まないでしょう(笑)
シェーパースさん でしょうね。まずトップが姿勢を見せることが重要ですね。
山本さん そう。それも毎日変わらなきゃ駄目ですよ。
今回乗ったクルマはコチラ
Audi e-tron SAudi e-tronはアウディ初の電気自動車として誕生した。走行時にCO2を一切排出せず、静音性に優れる一方、力強いトルク感やリニアな加速、低重心がもたらすハンドリングなど走る楽しさも損なわない。日本市場では2024年までに15車種のe-tronを様々なカテゴリーに導入予定。写真のAudi e-tron Sは、電気自動車e-tron初のSモデル。3基のモーターと電動quattro四輪駆動によるスポーティな走りとクリーンな走行性能、そして静粛性を実現した。全長4,900mm×全幅1,975mm×全高1,630mm、最高出力370kW、最大トルク973Nm、一充電走行距離415km Audi e-tronスペシャルサイト
マティアス・シェーパースさん
1975年東京生まれ。国際基督教大学卒業、経営学(MBA)修士。2002年にアウディ(ドイツ)入社後、アウディジャパンに出向。ロジスティックをはじめ、東南アジアや日本のマネジャーを務め、アウディ フォルクスワーゲン台湾社長から昨年アウディ ジャパン社長を経て、今年フォルクスワーゲン グループ ジャパン代表取締役社長と現職の兼任に。
山本山 代表取締役社長 山本嘉一郎さん
1959年生まれ。学生時代にお茶の製造工場でアルバイトを経験し、1982年大学卒業と同時に家業へ入る。2008年に現職就任。基幹商品のパッケージデザインや旗艦店のリニューアル、さらには業務プロセス改革など、一連のリブランディングを推進する。趣味はゴルフやドライブ、写真撮影など。