王道ヘリンボーンジャケットも“アンサンブルコーデ”で新鮮に
スーツやジャケットはもちろん、近年では多様化するライフスタイルに沿ったシャツやデニムなど、時流を捉えた幅広いアイテムで人気の麻布テーラーのオーダー。今秋、新たな提案をスタートさせるということで、麻布テーラースクエア 二子玉川店マネージャーの越智さんに話を伺った。
「クラシックなコート類はもちろん、今秋は特に、カジュアル系のアウターに力を入れています。なかでも、フィールドコートのオーダーを新たに展開させました」
一般的にカジュアルコートをオーダーできる店は少ない。しかもそこには、麻布テーラースクエア独自の編集力とセンスが光っていた。
「ポリエステルのバブアーやウールのラベンハムのようなカジュアルアウターを、スーツやジャケパンに合わせる“ミックスコーデ”に注目しています。ベーシックで着こなしやすいフィールドコートなら休日にも使えますし、ウール地で仕立てればどことなく抜け感のある、今どきビジネスカジュアルなスタイルを愉しめるのではないかと思います」
さらにそこには、定番ジャケットを新鮮に着こなす、オーダーならではの、巧みな提案が隠されていた。
「コートをジャケットと同生地でオーダーして合わせる、“アンサンブルコーデ”に着目しました。王道のヘリンボーンジャケットも、ひと捻り加えたオーダー品を加えることで、コーディネートの深みが増して、定番品の魅力も増す思ったのです」
一生の定番品にもオーダーを取り入れながら、着こなしを工夫することで新鮮に愉しめる。今秋も、麻布テーラーの提案から目が離せない。
新鮮コーデを後押しするカジュアルウェアのオーダーも
写真のツイードやフランネル、コーデュロイなどを始め、スエードやスムースレザーまで、豊富なバリエーションから好みの生地でオーダー可能。フロントはボタン留めのほか、ジッパー仕様にもできる。納期6週間〜。価格6万6000円〜。
デニム生地のカジュアルシャツは注目アイテムのひとつ。色落ち具合やボタン間隔の調整ができるのも人気の理由だ。コーデュロイや既製品には珍しい柄物も多数揃う。納期4週間〜。2万900円〜。
ジーンズのオーダーは、岡山産のデニム生地を使って国内で縫製される。ステッチやボタン、パッチなど、オプションを愉しみながらリピートするミドルエイジも多い。最近はデニムスラックスのオーダーも人気だ。納期6週間〜。3万8500円〜。(Y&M プレスルーム)
[MEN’S EX Autumn 2022の記事を再構成]
※表示価格は税込み