上級職の「タイドアップ」は黒で締まると心得る
装いが軽くなる夏は、役職に見合った威厳や品格を装いで演出することが難しい。そんな時こそ黒タイが有効だ。黒のストイックさが装いを引き締め、クラス感を与える。冠婚葬祭用の黒タイではなく、ニットやメッシュ素材のものが、季節感もあり洒脱に装える。
Question
軽装でも重みと貫禄を感じさせるには……

Coordinate 1
ざっくり編み地で黒でも涼やか

トラディショナルな雰囲気のガンクラブチェックに威厳を加えるなら、黒のニットタイを。クリーンな白シャツとのコントラストが、力強い男を演出してくれる。無難なTVフォールドで挿しがちなチーフは、クラッシュトで挿して華やかさを加えると、ワンランク上の大人の余裕が加わる。
ATTO VANNUCCI(アット ヴァンヌッチ)

胸元にさりげなく貫禄を宿す編み感のあるニットタイ
アット ヴァンヌッチの隠れた名品であるニットタイは、トラッドでよく見るそれとは違って、大剣幅8.5cmと太めなのが特徴。イタリアのクラシックな美意識に裏打ちされた確かなエレガンスを感じさせる。1万8700円(レガーレ)