CEO Talks × e-tron ~Future is an Attitude 未来は 考え方ひとつ。~ 《前編》

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アウディ

サステナブルな未来へ、アウディとポーラが描くビジョンとは

持続可能な開発のため2016年に策定されたSDGsは、到達目標の2030年に向けていま加速度を上げる。そこでアウディ ジャパンのブランドディレクター、マティアス シェーパースさんとポーラの代表取締役社長、及川美紀さんが対談。自動車と化粧品という異なるビジネスにおいて、社会や環境の変化に対応し、よりよい未来に向かうためにその思いを語り合う。

CEO Talks × e-tron ~Future is an Attitude 未来は 考え方ひとつ~

シェーパーズ氏と及川さん
左:アウディ ジャパン ブランドディレクターのマティアス シェーパース氏。右:ポーラ代表取締役社長の及川美紀氏

シェーパースさん 今日はお招きいただき、ありがとうございます。アートに囲まれた素晴らしい社屋ですね。それでもいまはテレワークが中心ですか?

及川さん それぞれのペースで週1〜2回の出社ですね。当社の社員の平均通勤時間が1時間20分で、この往復時間を何に充てるかは切実な問題です。これはもう個人が選ぶ話じゃないかと思い、社員には自分の働き方を自分でデザインしてくださいと言っています。ただ、在宅勤務が増えることで孤独にしてはいけないので、1on1やチームビルディングを大切に、マネジメントを進めています。

シェーパースさん 私たちもいまは週3回ぐらいの出社にして、オフィスもコミュニティースペースと位置づけて基本はフリーアドレスで対話やワークショップを重視しています。

及川さん 大切なのは、まずどうしたいかを自分で決められる社員をどれだけ育てられるか。会社が言うからというよりも、どうしたら生産性は上がるんだろうと自分で問いを立て、答えを出せる社員が1人でも増えた方がいいですからね。当社では“WILL(ウィル)”という言い方で、まず意思をちゃんと発信し、その上で議論をして何がいいかを決める。最初にWILLありき。それでないと発展がないんですよ。

シェーパースさん ポーラさんの場合、女性社員の比率も高く、2030年までに女性のマネジメントを50%にするという目的を掲げています。私も、日本では女性社員の持つ力をもっとうまく使えるかなと思います。でもそれも会社が一方的に言うのではなく、自分からやりたいという気持ちがないとマッチしないでしょう。そんな人材を育てるにはどのように取り組まれていますか。

及川さん 化粧品会社ですから女性社員の比率が高く、新入社員も男女比ほぼ半々なんです。それなのに管理職になるのが女性は20%台止まり、どこかの段階でキャリアステージが変わるとか、チャンスをもらえない女性たちがたくさんいます。そこには子育てや無償ケアワークなど生活の制約の中で諦めてしまったり、さらに社会におけるジェンダーロールもバイアスとしてあります。まずは、女性と男性のキャリアのロードマップを同じにしていきたい。社会的枠組みを変えていかないといけないし、そのためにも男性育休の100%取得を宣言しました。まだ、今50%ぐらいですが。

シェーパースさん 同じロジックで、弊社でも男性育休50%を目指すと宣言したところです。それをすでに達成し、100%を目指すとはさすがですね。

及川さん 女性の家事労働負担を減らすというのが第一義ですが、妻をサポートし、あるいは主体的に育児をすることで男性のマネジメント能力も拡大する可能性があります。従来とは異なる視点で見ることができますし、また経験したこと以上に強いことはないですからね。

シェーパースさん 私たちも女性のマネジメントは2027年までに約2割、そして採用は35%を目指しています。サステイナブルな環境に対する考え方や、電気自動車にも女性がすごく興味を持ってくれる。その点で女性の観点っていうのが今後より重要になってくるでしょう。我々としてもチャレンジですし、どんどん飛び込みたいと思っています。

及川さんコメント

シェーパースさん アウディは120年間続く歴史の中で、まだSDGsと呼ばれる以前の80年代ぐらいからリサイクルのパッケージをスタートし、製造でも塗料はウレタンから環境に良いウオーターベースにすべて変えました。ポーラさんは2029年に100周年を迎えるにあたり、SDGsにはどのように取り組まれていますか。

及川さん 当社はクリームの量り売りから始まり、創業時から必要な物を必要な分だけ必要な人に売るというエコ的な発想がありました。さらにダイレクトセリングで消費者の生活に密着し、お客様とのコミュニケーションからさまざまな取り組みをしてきました。1985年から始めたクリームの詰め替えリフィルもそうです。きっかけは“もったいない”から。こうした意識と密着することで、良い化学反応がどんどん起き、紙の削減やプラスチック量の削減、脱炭素まで進んでいます。

シェーパースさん 現在アウディでは通常のエンジン車を作りつつ、電気自動車が加わり、商品の売り方も変えつつあります。付随してお客様の価値観が変わってきています。その変化の中でいかに過去を捨てずに新しいSDGsを生み出すか。そのため、いろいろなチームを作ってクロスファンクショナルにアイデアやストーリーラインを各部署やディシジョンメーカーに浸透させ、一つの形にしています。

及川さん 私たちもSDGsをマーケティング的には絶対したくないと考え、まずボードメンバーでしっかりディスカッションしました。社会に対して我々が本当に責任の持てることは何だろう。それについてそれぞれの部署が得意分野から、SDGsの17項目から9つに絞って2029年までの事業プランを考えました。そこで結論づけたのは、すべての人が私と社会の可能性を信じられる、つながりであふれる社会であり、作ったのがWe Care More.(世界を変える、心づかいを。)というスローガンです。人、社会、地球をケアするという3つに分け、それを部門目標に入れるとともに、サステナビリティ推進室という新しい部署を作りました。ただこれも、WLIIとして考えていくためのアドバイザリーボードであり、コントロールタワーとして人数も最小限に抑え、活動は各部署で主体的に行っています。

シェーパースさん それは私たちもとてもよく似てます。電気自動車のe-tron導入にあたり、社内で専任部署を作ろうと思ったのですが、同じ発想で作らなかったんですよ。それよりもe-tron Xというプロジェクトで広報、マーケティング、商品企画、営業、ネットワーク開発、アフターセールスの各部署から人を集め、大きなトランスフォーメーションの下、確実に現状をやりつつ新しいビジネスモデルに転換する。そのビジョンを浸透し確信を与え、さらにディーラーにも賛同してもらう。そうしたビジネスパートナーと一緒にやらないと意味はないんです。ポーラさんではセールスやショップオーナーさんにSDGsをご理解いただく鍵はどこにありますか。

及川さん 共感するビジョンが作れるかどうかですね。その上で、こういうことをしたいとWILLを持ってくれる人を一人ずつ増やしていくことです。やはりSDGs的なビジネスの肝になるのは時間軸でしょう。10年後、20年後に果たして世の中は、どのようにシフトチェンジしているか。そうした時間軸に目を開いていかないと思考が止まってしまいます。長期的な未来を想像し、一つの方向だけでなく多方面から物事を考えることがSDGsにはすごく大事だと思います。

シェーパースさん でも何かしらそれをうまくエネルギーに持っていけば、考え方を変える一つの大きな進歩になります。そういった意味でもSDGsはカルチャーチェンジであり、本当に目指すところにベクトルを向ける大きなチャンスですね。

>>>後編に続く

今回乗ったクルマはコチラ

写真のAudi e-tron Sportback 55 quattro S lineは、SUVの力強いスタイルにアウディの4WDであるクワトロ技術を搭載し、次世代のプレミアムな電気自動車の世界が味わえる。CO2を一切排出せず、静音性に優れる一方、力強いトルク感やリニアな加速など走る楽しさも損なわない。全長4,900×全幅1935×全高1615mm、最高出力300kW、最大トルク664Nm、一充電走行距離415km。1291万円~
Audi e-tronスペシャルサイト

 
マティアス・シェーパースさん

マティアス・シェーパースさん

1975年東京生まれ。国際基督教大学卒業、経営学(MBA)修士。2002年にアウディ(ドイツ)入社後、アウディジャパンに出向。ロジスティックはじめ、東南アジアや日本のマネジャーを務め、アウディ フォルクスワーゲン台湾社長から昨年アウディ ジャパン社長を経て、今年フォルクスワーゲン グループ ジャパン代表取締役社長と現職の兼任に。



及川美紀さん

及川美紀さん

1991年ポーラ化粧品本舗(現・株式会社ポーラ)入社。美容教育から営業推進業務、2009年から商品企画部長を経て、2012年執行役員、2014年に取締役に就任。教育、マーケティング、商品企画、営業などすべてを経験し、2020年から現職。セールス時代には自らハンドルを握り、担当地域を営業車で走り回った。
ポーラ サスティナビリティ サイト


撮影=筒井義昭  文=柴田 充

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2022

VOL.334

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