『MEN’S EX』と『NIKKEI STYLE Men’s FASHION』が共催する「SUITS OF THE YEAR 2021」。今年で4回目を迎える当アワードは、その年に各界で最も輝いた人を表彰するとともに、スーツを纏うことの意義や価値、愉しさを改めて伝えることを目的としている。
日本を代表するラグジュアリーウオッチブランド「グランドセイコー」の時計は、そんなスーツスタイルの格上げに絶好の存在だ。
ここではそんなグランドセイコーの中でも、今全世界的に最も人気を博す“雪白ダイヤル”の「SBGA211」を取り上げ、その魅力やスーツと合わせたときの効能をSUITS OF THE YEARのアドバイザーを務めるファッションディレクターの森岡弘氏に解説していただいた。
格あるスーツ姿を締める最後のピース
年間を通じて着用できるドーメルの“アマデウス365”を使用した「麻布テーラー」のオーダースーツに、グランドセイコーをコーディネート。この時計は純白の文字盤にブルースチール針を装着しており、艶やかなネイビースーツと最高のマッチングを見せている。
「スーツもグランドセイコーも、端正ながらしっかり華やぎやラグジュアリーさを感じさせるところが共通しています。ビジネスのここ一番はもちろん、大きな会議で大勢の前で登壇するようなときも、こんなスタイルで臨めば臆することはないでしょうね」(森岡さん)
また森岡さんはこのグランドセイコーについて、今のビジネススタイルにふさわしい柔らかさや軽快さを感じるのもいいという。
「ケースやブレスレットに軽量なチタンを使用していることもさることながら、やっぱりこの独特な陰影をつけた白文字盤のおかげですね。一般的な白文字盤の時計はカチッと堅い印象になりがちなのに、こちらはぐっとエレガントで奥行き豊か。たとえばもう少しカジュアル感あるスーツやジャケットにも映えるでしょう。シーンや装いを選ばない、審美眼のある大人のためのスタンダードウオッチですね」(森岡さん)
■ヘリテージコレクション SBGA211
グランドセイコーの中で、いま全世界的にもっとも人気の高いモデルがこちら。雪白ダイヤル(海外ではスノーフレークダイヤル)と呼ばれる、雪原に刻まれた風紋のような型打ちダイヤルを装着し、光の角度によって微妙な陰影が楽しめる。軽量で、耐傷性・耐食性に優れるブライトチタンケースに搭載するのはセイコーの独自機構であるスプリングドライブ。ぜんまいがほどける力を動力源としながら、クオーツウオッチで使用されるICと水晶振動子の制御装置により高精度を叶えた第三の機構だ。白に映えるブルーの秒針で、同機構独特のスイープ運針をドラマチックに見せているのも魅力だ。
グランドセイコー
https://www.grand-seiko.com/
撮影=島本一男(STUDIO BAARL) スタイリング=森岡 弘(GLOVE) ヘアメイク=古口精樹 文=吉田 巌(十万馬力)
※表⽰価格は税込み
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