アンコン仕立てが当たり前となった現代ですが、ブームの立役者たるボリオリのドーヴァーは、今なお至高の存在。本誌公式ECサイト「meSTORE」に登場した新キャラクター“ふく部長”とヒラ社員の対話から、その真価を探ります。
着楽にして品格十分!
アンコンジャケットの永世定番
セットアップの予算をジャケットにつぎ込むべし!
ヒラ社員(以下、ヒラ) セットアップって言葉も当たり前に使われるようになりましたよね〜。ボク、最近はもっぱらコレばかり。楽チンなもので。
ふく部長(以下、部長) 本来なら「カジュアルセットアップ」と言うべきだけどな。セットアップじゃ意味合いがスーツとほとんど変わらないじゃないか。
ヒラ まあまあそうですけどね〜。細かいことはワカチコですよ。さておき、部長は今日もジャケットでビシッと決まっていますね。
部長 アンコンジャケットだけどな。
ヒラ ふぇっ!? ウソこれアンコンなんですか。しっかり見えるもので。
部長 ボリオリのドーバー。今日のアンコン人気を築いた功労者だよ。ボリオリは100年以上の歴史を誇るイタリアのブランドなんだ。
ヒラ へ〜、やっぱり違うモンなんですね。
部長 アンコンとはいえ、きちんとテーラードの技術で仕立てられているからな。同じアンコンでも、いわゆるカジュアルセットアップのそれとは見た目が違って当然だよ。肩やラペル周りなんかは特にね。