「66前期」、西口さんならこう合わせる!
撮影=若林武志 文=小曽根広光
ジャストサイズの66前期モデルに、スティレ ラティーノのダブルブレザーとアニエスベーのボーダーTをコーディネート。新旧のアイテムを織り交ぜた西口流ミックススタイルだ。「色落ちしたジーンズは、ブルー系でまとめることが多いですね」とは本人の弁。色数を絞ったシンプルな装いながら、ヴィンテージジーンズならではの表情が印象的な洒脱さを醸し出している。
すらりとした細身のシルエットが66モデルの真骨頂。後ろ姿もスマートだ。ちなみにイタリアではリーバイスのシルエットをお直しして穿く人も多いが、西口さんはヴィンテージ・ジーンズに関してはオリジナルを尊重して基本的に手を加えることはないそう。
ヒップポケットにはバンダナを折りたたんで挿している。「ポケットチーフ的な感覚でプラスしていますね」と西口さん。春夏はジャケットを脱ぐ機会も増えるが、そんな場面でもさりげない洒落心を薫らせる演出だ。
靴はエンツォ ボナフェのビットローファー。ジーンズとの合わせは古くからの定番として知られていて、西口さんもしばしば用いる足元コーディネートだ。ジャケットのボタン、靴のビット、手元のリングをすべてゴールドで統一している点にも注目。
撮影=若林武志 文=小曽根広光
「66モデルより前に製造されていた501は赤タブのブランド表記に大文字のEが用いられていたのに対し、66モデルでは小文字のeが用いられています。これは”スモールe”と呼ばれ、製造時期を識別する指標のひとつとなっています」
「前期と後期に分けられる66モデルですが、その判別にはヒップポケット内側に注目。ここが裾と同様のチェーンステッチになっているものは66後期、写真のようにシングルステッチになっているものは66前期と分類されます」
「よく見ると、フロントボタンの裏側に”6”と刻印されているのがわかります。これも66前期モデルであることを表す特徴。目立たないディテールですが、ヴィンテージ好きの間では年代を判別する重要な材料として知られています」
「66に限らず、古着のジーンズを選ぶ際に気をつけたいのが裾。穿きこんだ後に丈詰めがされている場合、ここのアタリが真新しいものになっています。そうなると味わいは半減。なので、購入した後も丈詰めはしないのが基本です」
ジャストサイズの66前期モデルに、スティレ ラティーノのダブルブレザーとアニエスベーのボーダーTをコーディネート。新旧のアイテムを織り交ぜた西口流ミックススタイルだ。「色落ちしたジーンズは、ブルー系でまとめることが多いですね」とは本人の弁。色数を絞ったシンプルな装いながら、ヴィンテージジーンズならではの表情が印象的な洒脱さを醸し出している。
すらりとした細身のシルエットが66モデルの真骨頂。後ろ姿もスマートだ。ちなみにイタリアではリーバイスのシルエットをお直しして穿く人も多いが、西口さんはヴィンテージ・ジーンズに関してはオリジナルを尊重して基本的に手を加えることはないそう。
ヒップポケットにはバンダナを折りたたんで挿している。「ポケットチーフ的な感覚でプラスしていますね」と西口さん。春夏はジャケットを脱ぐ機会も増えるが、そんな場面でもさりげない洒落心を薫らせる演出だ。
靴はエンツォ ボナフェのビットローファー。ジーンズとの合わせは古くからの定番として知られていて、西口さんもしばしば用いる足元コーディネートだ。ジャケットのボタン、靴のビット、手元のリングをすべてゴールドで統一している点にも注目。
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