セダンまたはステーションワゴンは「どっしり」が好きな人に
まず「セダンまたはステーションワゴンのメルセデスが欲しい」という人。これは「比較的おだやかな日常を好むタイプの人」に向いている選択肢です。
ひと昔前、いやふた昔前ぐらいまでは、
・BMW=スポーティ!
・アウディ=都会的で先進的!
・メルセデス・ベンツ=どっしりと重厚な感じ!
みたいなイメージがありましたし、イメージだけでなく実際の車も、おおむねそのとおりでした。
ところが15年ぐらい前から上記の図式は完全に崩れ、というかブランドごとの境界線があいまいになり、2021年の今となっては、上記3ブランドはどれもほぼ同じく「スポーティで都会的で、それでいて重厚感もあって!」みたいなテイストに変わっています。
その意味では「どれを選んでもいいじゃん!」ということは言えるわけで、実際、どれをお選びになっても“大差”はありませんので、お好みで選んでよろしいかと思います。
しかしそれでも、完全グローバル社会になった今でも国ごとや家ごとの「カラー」は色濃く残っているのと同様に、上記3ブランドのカラーというかノリのようなものは、やはり今でも色濃く残ってはいます。今やどれを選んでもスポーティなのですが、やはりメルセデスのクルマはデザインもフィーリングも、どこか「どっしり」しています。
そのどっしり感を「好ましいものである」と感じるタイプの人は、メルセデスを買えばかなり幸せになれるはずです。
一方で「とにかくビュンビュン飛ばしたい」という人はBMWを選んだほうが、そして「おしゃれセンスをとことん追求したい」という人はアウディを選んだほうが、それぞれより幸せになれるでしょう。
とはいえ、これはセダン/ステーションワゴン系の話であって、今流行りのSUVが欲しいとなると、話は少し変わってきます。