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SUVベースのスペシャリティカー

マツダ「MX-30」
立ち気味のAピラーや傾斜の強いDピラーをもったサイドデザイン。ヘッドランプはシリンダー形状で奥行きのある造形に仕立てられている。

エクステリアデザインは、近年のマツダのアイコンであるシグネチャーウイング(フロントグリルの下部から左右のヘッドランプへとつながる翼のような造形)を採用していない。マツダの現行ラインアップでこれを採用していないのは、MX-5(ロードスター)のみで、ここでもMX系が既存のシリーズとは違うことが見て取れる。

マツダ「MX-30」のフリースタイルドア
観音開きのフリースタイルドアを採用。フロントドアが82度、リアドアが80度まで開くので乗り降りしやすく、開放感も高い。フロントドアを開けてからリアドアが開く仕組みとなっている。

そして、最大の特徴は、マツダがフリースタイルドアと呼ぶ、いわゆる観音開きのドアを採用することだ。このドアを採用したことで、真横から見るとまさにクーペのようなCピラーの傾斜角を実現。フロントドアは82度、リアドアは80度という、大開口で、使い勝手の良さも担保している。かつてはスペシャリティカーというと背の低いクーペと相場が決まっていたけれど、現代的な解釈としてSUVをベースに仕立てたというわけだ。

マツダ「MX-30」のインテリア
水平基調を強め、エアコン操作パネルをタッチパネルとするなどにより、よりシンプルでワイドなデザインのインテリアに。シフトパターンは逆L字型とし、P、R、Dを突き当たる位置とすることで、誤操作しにくくなっているという。

インテリアには、8.8インチのセンターディスプレイに加えて、エアコンの操作などを行うタッチパネル式のロアディスプレイが配置された。コンソールは浮き上がったようなフローティングタイプとなっており、アームレストに肘を置きながら、自然な腕の角度で各デバイスを操作できるように設計されている。ドリンクホルダーの周辺やドアハンドルの内側には、コルクが採用されている。これはマツダの前身が東洋コルク工業だったことから着想を得たものという。特殊な樹脂を含浸し耐水加工することで、コルクの自然な風合いを残しながらも、汚れにくいものになっている。

パワートレインは、2リッターガソリンエンジンにスターター兼発電機のモーター「ISG」、24Vリチウムイオンバッテリー、DC-DCコンバーター、回生協調ブレーキを組み合わせたマイルドハイブリッド方式。エンジンの最高出力は156ps、最大トルクは199Nm。モーターのアシストは6.9ps/49Nmとなる。トランスミッションは6速ATで、駆動方式はFFと4WDがあり、燃費(WLTCモード)は前者が15.6km/L、後者が15.1km/Lとなる。

<p>「わたしらしく生きる」をコンセプトに、心地よい室内空間や温かみのあるスタイルなどを備えたコンパクトSUV。</p>

「わたしらしく生きる」をコンセプトに、心地よい室内空間や温かみのあるスタイルなどを備えたコンパクトSUV。

<p>Dピラーとボディの境目にはブランドネームが刻印された、サテンクロームメッキのプレートが配された。</p>

Dピラーとボディの境目にはブランドネームが刻印された、サテンクロームメッキのプレートが配された。

<p>コンソールトレイにはヘリテージコルクを採用。ドアトリムには空気を含んだような風合いの、ペットボトルのリサイクル原料を用いた繊維素材が用いられている。</p>

コンソールトレイにはヘリテージコルクを採用。ドアトリムには空気を含んだような風合いの、ペットボトルのリサイクル原料を用いた繊維素材が用いられている。

<p>ブラウン内装のインダストリアル クラシックには、皮革をベースにヴィンテージレザー柄をプリント、その上にシリコンコートが施された人工皮革を採用する。</p>

ブラウン内装のインダストリアル クラシックには、皮革をベースにヴィンテージレザー柄をプリント、その上にシリコンコートが施された人工皮革を採用する。

<p>サイドトリムを活用し、サラウンドしたラウンジソファ調に仕立てられたという後席。こちらの内装はホワイトの合皮とメランジ調クロスを用いたモダン コンフィデンス。</p>

サイドトリムを活用し、サラウンドしたラウンジソファ調に仕立てられたという後席。こちらの内装はホワイトの合皮とメランジ調クロスを用いたモダン コンフィデンス。

<p>ラゲージは400リッターを確保し、機内持ち込みサイズのスーツケース4個が積み込めるサイズに。フロア下にはサブトランクも用意される。</p>

ラゲージは400リッターを確保し、機内持ち込みサイズのスーツケース4個が積み込めるサイズに。フロア下にはサブトランクも用意される。

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