買うべきは「FRプラットフォームの中ぐらいのやつ」か「SUV」
まず「FFプラットフォームを使った小さめのやつ」は、やめておいたほうがいいと筆者は考えます。
いや、クルマの出来は素晴らしいんですよ。乗っても、何の不満も感じないどころか、多くの人は感動すら覚えるはずです。しかし「小さめなメルセデス」というのは美しく乗りこなすのがけっこう難しいのです。
いかにも「白金の奥さま」みたいなビジュアルの女性や、若い男性が乗っている分にはけっこうカッコいいのですが、30代後半から40代半ばぐらいの男が乗っていると、どうしても「ギリギリのローンで頑張って買った人」みたいな空気感がそこに出現してしまうのです。「額面年収1000万円なのに、出費が大きすぎて貯蓄0円のサラリーマン」という、週刊誌の特集なんかに出てきそうな人にも見えるかもしれません。
もちろん実際はギリギリのローンではなくて余裕のローンや現金払いだったり、財形貯蓄の額もかなりのモノだったりするのかもしれませんが、「なぜかそう見えてしまう」という話です。
「そんなこと俺は気にしねえよ!」という人も多いでしょうし、いいクルマであることは間違いありませんので、「どうしても欲しい!」という人を止めるつもりはありません。ただ「筆者は積極的にはおすすめしません」ということです。
そして「FRプラットフォームのでっかいやつ」、すなわちSクラスは、そもそも新車価格がいちばん安いやつでも1200万円以上であり、あのクルマが普通に似合う30代、40代の男というのもなかなか数少ないので、ここはスルーが得策です。
「スポーツタイプ」もSクラス同様の理由でスルー推奨となり、「ミニバン」のVクラスは、まぁ必要がある人は買えばいいのでしょうが、日本で使うにはちょっと大きすぎるので、いかがなものかとは思います。
となれば、結論はほぼ出ました。今、30代から40代ぐらいの男が買うべき新世代のメルセデスは、特に欠点がない「FRプラットフォームの中ぐらいのやつ=CクラスまたはEクラス」か「SUV」かのどちらかです。このチョイスしかないのです。
それでは次回、新世代に属するCクラス/Eクラス/各SUVについての「具体的な買い方」を、仔細に検討してみましょう。
文/伊達軍曹 編集/iconic






