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かつての牽引役はメルセデス・ベンツ SLだったが

300SLロードスター
ガルウイングドアをもつ初代300SL(W198型)のオープンモデルが、この300SLロードスター。1957年に300SLクーペに代わって登場、クーペより日常性や使い勝手を考慮し、“レーシングカー”からラグジュアリーモデルへと進化した。

メルセデス・ベンツ SLのルーツは1950年代の300SLにまで遡る。ガルウイングのクーペモデルが有名だが、カブリオレもあった。

W113
1963年から1971年まで製造販売されたW113。ハードトップのルーフは、左右より中央が下がっている「パゴダ(仏塔)ルーフ」と呼ばれる特徴的なデザインとされた。

2代目のW113、いわゆるタテ目のSLは、ハードトップの中央が凹んだデザインとなっており、通称“パゴダルーフ”とも呼ばれ現在も高い人気を誇る。

R107
1971年から1989年まで18年の長期に渡り生産されたSLの3代目となるR107。アメリカ西海岸などで特に人気を博した。

3代目のR107は、ミディアムクラスW114のシャシーを転用し、Sクラス用の直6やV8エンジンを搭載。着脱可能なハードトップとソフトトップの両方を備えたモデルだ。派生車としてホイールベースを延伸した4シータークーペのSLCも存在した。日本ではウエスタン自動車(のちのヤナセ)によって輸入販売され、堅牢なつくりもあって現在も程度のよいものが見つかる。

R129
1989年のジュネーブショーでお披露目されたSLの4代目、R129。12年の長きに渡り生産された。

1989年には4代目のR129が登場。バブル期であったこともあいまって日本でも高い人気を誇った。6リッターV12エンジンを搭載した600SLや7.3リッターV12のSL73 AMGなどのモンスターが誕生したのもこの頃だ。

R230
2001年に登場したR230。このモデルからソフトトップではなく、電動ハードトップ(バリオルーフ)が採用されるなど、よりラグジュアリーGT路線へと進化していく。

2001年には5代目のR230が登場。このモデルよりソフトトップを廃止し、電動格納式ハードトップになった。そして2012年には現行モデルとなる6代目R231が登場している。メルセデスの量産車初のオールアルミモノコックボディが特徴だ。

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