ドレスな男の常識学【Study with M.E.#24】シミの種類を理解していますか?
お気に入りの服に限って食事などで起きるアクシデント……。そんな時、その汚れの性質を理解していれば対処が変わり、結果そのお気に入りの一着を救えるか否かが決まる。
以下、2つの性質に対応する対処方法を覚え、いざという時に備えよう。
覚えておきたい2つの性質
アクシデントの多い代表的な素材は、上記のように分類される。その対処方法は、水性はタオルでトントン、油性は洗剤で分解し、すくい取るという基本ルールがある。以下具体的な方法をみてみよう。
【水溶性の場合】
水に馴染む水溶性シミは濡れたタオルで移しとる
汚れの成分が水溶性の場合、水拭きによってある程度取ることができる。裏側に布を当てて汚れ部分を水で濡らし、キレイなタオルなどでトントンと叩くようにすると汚れが押し出され、裏側の布に移し取れる。
【油溶性の場合】
固まり部分をすくい取り洗剤をシミに直接つける
まず、浮いて固まっている汚れが周囲に広がらないようすくい取る。食器用洗剤を直接汚れに塗り油分の分解を促したら、濡れタオルなどで洗剤ごと拭き取る。外食中に汚れた場合、トイレの手洗い洗剤でも可能。
これもチェック! 持っておきたいお助けシミケア製品
<携帯できる心強い味方>
1.シャウト ワイプ&ゴーの携帯シミ落としシート
油シミにも袖・襟汚れにも使える。水のない所でも使えて便利。オープン価格(K-フラッグ)
2.ドクターベックマンのステインペン
水溶性にも油溶性にも使える。汚れ部分にピンポイントで塗布可能。550円(エコンフォートハウス)
<手強い汚れに効くアイテム>
ザ・ランドレス オールパーパスブリーチ(左)とステインソリューション(右)
頑固なシミにはこの2本を混合利用! 左は、酸素系漂白剤。右は、部分汚れ用のシミ抜き剤。左1:右2の割合で混ぜ、直接汚れにブラシで叩いてなじませ、洗濯機へ。左3000円、右2800円 475ml(ザ・ランドレス)
※表示価格は税抜き
[MEN’S EX 2020年8月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)