
横幅のある舟形のフォルムでお馴染みのトートバッグだが、スマートですっきりしたシルエットと持ちやすさで近年特に人気を集めているのが縦長のモノだ。オーソドックスな舟形のものと比べ、縦長タイプは荷物の取り出しやすさや容量などに不自由を感じるイメージもあるかもしれないが、実際に使ってみると、中の荷物は横に流れることもなくきちんとまとまってくれて、実は出し入れも楽なことに気づく。
荷物を入れてもフォルムを崩さない、スマートで上品なレザーの質感を活かしつつ、唯一無二の個性が光る逸品を集めた。使い勝手の良い黒革を始め、秋色の装いに映えるグレーや軽やかなベージュなど、深まる秋に向けて季節感のある着こなしを、小物選びから始めて欲しい。
ヴァレクストラ

ソフトなカーフスキンによる無駄のないスタイルとカジュアルなテイストがミックスしたモダンなデザインが目を引く。収納量によって鞄の大きさを調節できるように両サイドにスナップボタンを備えている。ダブルトップハンドルに内側両サイドのポケットが利便性を高めると同時に、スエードのライニングも高級感を演出する。マグネットクロージャー付き。34.5×38×13.5cm。32万円(ヴァレクストラ・ジャパン)
カミーユ・フォルネ

三角のレザーの組み合わせデザインに合わせた外側のファスナーポケットで機 能的な縦長トートは、ハンドルを本体から外すことによりメッセンジャーとし ても使用できる 2 ウェイ仕様。内側には 2 つのサイドポケットが備わり、鞄の 中が見えないファスナトップ仕様なので、荷物を安心安全に持ち運ぶことがで きる。縦 38×横 34×マチ 10 cm。26 万円(カミーユ・フォルネ銀座本店)