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こだわる男の休日①
知的好奇心を満たす美術館へ
ジャケット8万9000円/タリアトーレ、カットソー1万9000円/フェデリ(以上トレメッツォ) パンツ3万1000円/ジャブスアルキヴィオ(チンクエステッレ) メガネ4万4000円/アイヴァン 7285(アイヴァン 7285 トウキョウ) 靴7万1000円/ジョセフ チーニー(ブリティッシュメイド 銀座店)
伝統を学び、美意識を研ぎ澄ませたいエグゼクティブにとって、大きな刺激を与えてくれるアートは心のサプリメントだ。虎ノ門という都心の一等地に位置しながら、駐車場を備えた「菊池寛実記念 智美術館」は、休日のドライブルートに欠かせない存在だ。近現代の人間国宝が生み出した陶磁器を中心に、現代作家のものまで、選りすぐりの造形物と出会える。
普段からそうした造形やデザインに興味を持っていると、知らず知らずに審美眼も磨かれていく。名作を鑑賞し、次第に肥えてきた目をインサイトの造形美は十分に満足させてくれる。日本刀に想を得たシャープなフロントグリル、クーペ的なセクシーなフォルムなど、伝統を大切にしながらもモダンさを感じさせてくれるのだ。
身軽さをテーマにしたコーディネートのポイント
英国の老舗シューメーカーである、ジョセフ チーニーの最定番モデルである「ハドソン」。ローファー専用のラスト5203を採用し、英国靴らしい程よい丸みとボリューム感と品格を両立。キメ細かいカーフレザーをアッパーに採用し、ドレッシーなスタイルとも相性抜群。
出かけた先でも極力、手ぶらでいたいので、ゆったりとしたポケットを上部につけたカーゴパンツを。リラックスした履き心地だが、テーパードしたシルエットゆえに、野暮ったくならず、エレガントな雰囲気を纏える。
グレンチェックのジャケットは遠目は無地に見えるものの、近づくと柄がさりげなく見えてくる控えめさがちょうどいい。インナーはブラックでシンプルに。全体をモノトーンにまとめて、モダンさをもたせたコーディネートに。