まずは、COPとCOMの違いを認識しよう!
僕自身もレッスンに受けに来られる生徒さんには、「体重を左に乗せてインパクトするように」というふうに指導しています。体重移動は、効率的なスイングにするためには必須の動きです。とはいえ、多くのゴルファーは体重を移動させようとすると、カラダの重心まで左右に動かしてしまいがち。これがスイングのエラーとなっていることが多いです。
今回の質問者さんの場合も、体重移動と重心移動を混同しているのかも知れません。体重と重心は似て非なるものなので、まずはその違いを認識しましょう。
結論から先に言ってしまうと、効率のいいスイングをするために体重は移動させるのですが、重心位置はできるだけ動かさないように意識します。
カラダの重心をあまり動かさず、体重移動を行う効率的なスイング
カラダの重心を動かしすぎると、いろんなスイングのエラーが起こる
一般的にゴルファーに認識されている体重移動は、英語でいう「Center of Pressure」に近いと思います。これはCOPというふうに略して表現されます。いっぽうで重心のほうは、「Center of Mass」です。こちらはCOMと略されます。最新の計測機器を使ってトッププロのスイングを解析すると、COPを多く使っているものの、COMはスイング中に大きく動かないことが分かっています。