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ランドクルーザー70スーパーロングボディ
ダブルキャブのピックアップは最大積載量600kgとされた。両モデル共に231ps/360Nmを発生する4リッターV6エンジンを搭載した

再販されたナナマルのラインナップは、4のセミロングのバンとダブルキャブスタイルのピックアップ。いずれも、今どきのSUVの乗り味ではなく、曖昧さがあるステアリングフィール、良くいえばしなやか、悪くいえば節度感が足りないサスペンションフィール、ボディサイズの割に居住性は高くなく、乗降性もフロアが高い分、サイドステップを使っても「よっこいしょ」とついつい声を出したくなるといった、不便があちこちに見られる。

しかし、いうまでもなく、それはヘビーデューティモデルゆえのこと。申し訳ないが日常性や快適性などは、二の次にされていただけのことなのだ。ピックアップモデルでは、空荷では大きな入力に対して跳ねるような挙動を見せるが、荷物を載せることを考慮したセッティングゆえに、空荷でそれは致し方ないことである。

駆動輪の空転によるスタックを避ける前後電動デフロック
駆動輪の空転によるスタックを避ける前後電動デフロックをオプションで用意していた

その分、ナナマルにはイマドキのモデルから消えてしまったシンプルさがあるし、それが新しい発見を与えてくれる。たとえば、フロアカーペットを隠すことなく堂々と見せているセンタートンネル部、室内への張り出しが少ないラゲッジルームなど、実はこのほうが使いやすくない?と、ラグジュアリィばかりを追求する最新モデルへのアンチテーゼかと思われるようなパートが多い。

走りにおいては、道なき道を走破するために緩さたるフィーリングが意図的に与えられている。しかし、それは副産物的に、たとえば、ゆったりとしたサスペンションストロークが、日常における乗り心地に快適性を提供しているし、曖昧といってもかつてのような分かりにくさは影を潜めたフィーリングは、むしろその緩さがドライバーの心まで緩く、つまりは穏やかにしてくれている。

そんなランドクルーザーのリズムに逆らうことなく、つまり従うことであれやこれやと発見がある。その愉しさは、何もリフトアップしたり、大径タイヤを組み合わせなくてもいい。むしろ、何もしないほうが愉しめると、僕は思う。

<p>1951年に登場した初代となるBJ型。当時としては大排気量の3.4リッター直6OHVエンジンを搭載した。車名がランドクルーザーとされたのは1954年の事であった</p>

1951年に登場した初代となるBJ型。当時としては大排気量の3.4リッター直6OHVエンジンを搭載した。車名がランドクルーザーとされたのは1954年の事であった

<p>1960年に登場した3世代目となる40系。ソフトトップ、2ドアバン、4ドアバン、ピックアップ、消防車が設定されていた</p>

1960年に登場した3世代目となる40系。ソフトトップ、2ドアバン、4ドアバン、ピックアップ、消防車が設定されていた

<p>1984年に40系の後継モデルとして登場した70系。業務用メインであった4輪駆動車の乗用車ニーズの高まりに応えるべく、スタイルや快適性の向上が図られている</p>

1984年に40系の後継モデルとして登場した70系。業務用メインであった4輪駆動車の乗用車ニーズの高まりに応えるべく、スタイルや快適性の向上が図られている

<p>ラダーフレームにボディをのせた、クロカンの王道ともいうべき、ボディオンフレーム構造を採用する。ボディサイズは全長4810×全幅1870×全高1920mm</p>

ラダーフレームにボディをのせた、クロカンの王道ともいうべき、ボディオンフレーム構造を採用する。ボディサイズは全長4810×全幅1870×全高1920mm

<p>ちなみにランドクルーザーシリーズは2109年に累計販売台数1000万台を突破。1951年のBJ型登場から68年間での達成となる</p>

ちなみにランドクルーザーシリーズは2109年に累計販売台数1000万台を突破。1951年のBJ型登場から68年間での達成となる

<p>ミッションは5MTのみ。副変速機付きパートタイム4WDを採用する。シフトノブの右側にあるのが駆動方式を変えるトランスファーレバーだ</p>

ミッションは5MTのみ。副変速機付きパートタイム4WDを採用する。シフトノブの右側にあるのが駆動方式を変えるトランスファーレバーだ

<p>最大積載量は2名乗車時に500kg。リアシートは一体型のベンチシートを採用し、ヘッドレストを付けたままで折り畳める</p>

最大積載量は2名乗車時に500kg。リアシートは一体型のベンチシートを採用し、ヘッドレストを付けたままで折り畳める

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