映画『シングルマン』に見る、ウェルドレッサーのヒント

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デザイナーが築く名画の中の衣装世界映画内でこだわって表現された各時代の洒脱な登場人物の着こなしからウェルドレッサーのエッセンスに触れる。

【#おうち時間充実計画】/映画とファッション #13
ウェルドレッサーのヒント『シングルマン』

『シングルマン』

『シングルマン』

トム・フォードがかねてから熱望していた初監督作。長年の同性愛の恋人を失ったイギリス人大学教授ジョージの苦悩の日々を、耽美的な映像で描く。劇中のインテリアや小物を含め細部までデザイナーとしての美学が味わえる。2009年公開。

’60s『シングルマン』×トム フォードに見る“ストイック”なウェルドレッサー

『シングルマン』
写真:Interfoto/アフロ

着る人の個性を引き立てる洗練された引き算の装い

トム・フォード氏自ら監督を務め細部まで彼の美意識が徹底された本作。無駄なものが削ぎ落とされ、非常にスタイリッシュで耽美的だ。それは主演のコリン・ファースの装いも同様。衣装担当が別でいたものの、同ブランドのスーツを着用しその世界観を表している。

映画の舞台は1962年のロサンゼルス。恋人を亡くした大学教授の物語だ。その着こなし(上写真)はナローラペルのグレースーツに、白シャツ、細めの黒タイによる無地モノトーンで“ストイック”なもの。

’60年代当時は、そんなシャープな無地のスーツによるストイックな着こなしがウェルドレッサーに好まれた。それにより洗練された見栄えとなり、洋服が控えめになることで着る人のパーソナリティが際立つからだ。

本作でもそんな装いで、教授という知的な印象と、恋人を失った陰のある男の美しさが巧みに引き出されている。ストイックに装うことによる引き算の美学の真髄を感じることができるのだ。



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[MEN’S EX 2020年5月号の記事を再構成](スタッフクレジットは本誌に記載)
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