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「TR20 V アイアン」×「VIZARD IB WF」の7番アイアンを試打
「TR20 P アイアン」×「VIZARD TR20 65」の7番アイアンを試打

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 同じ7番を打っても、やはり2モデルでは飛距離に差が出ましたね。

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ まず、「TR20 V アイアン」のほうは、単一素材の軟鉄鍛造モデルだけあって打感がとてもいいです。しっかり球を押し込んで打っているフィーリングが得られますね。アスリート好みのアイアンですが、少し飛ばせるし、打ち出しからボールも上がりやすい。コントロール性がありつつ、曲がりづらさも感じられます。それに重めのカーボンシャフト「VIZARD IB WF」がめちゃ振りやすい!

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ このヘッドとシャフトの組み合わせは、とてもいいですよね。本間ゴルフには「TW747 Vx」というアイアンがありましたが、打感が良くて、少し飛ばせて、なおかつ少しやさしいところが「TR20 V アイアン」に踏襲されているように感じました。重めのカーボンシャフト「VIZARD IB WF」は、重量級スチールのダイナミックゴールドを使っていた人が手にしても打ちやすさを感じられそうです。「TR20 P アイアン」については、どうです?

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ 飛ばせるのは、間違いなく「TR20 P アイアン」のほうです。反発のいいフェース素材が使われているので弾き感はありますが、「ピキャーン」というような耳障りな高音ではないので、打っていて心地がいいですよ。ロフトが立っているわりに、打ち出し角は「TR20 V アイアン」と差がありません。飛ばしながらも、グリーンに止まる球が打てるところも長所です。

写真・左/「TR20 V アイアン」はハーフキャビティ、「TR20 P アイアン」はポケットキャビティ構造。写真・右/ソール幅は、どちらのモデルも広め。ヘッドが深・低重心化されていて寛容性が高くなっている

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 難しすぎず、やさしすぎず。どちらのモデルも、ちょうどいいバランスで作られているように思いました。

奥嶋誠昭さん 奥嶋プロ 「とくにココがすごい!」っていう部分はないのですが、とても優秀なアイアンです。

鶴原弘高さん ライター・ツルハラ 構えやすさや打感の良さといったゴルファーの感性を満たしながら、現代的な使いやすさも備わっています。優等生なモデルと言えそうです。



試打した製品の情報はコチラ 本間ゴルフ

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奥嶋誠昭さん 奥嶋誠昭/おくしま・ともあき
JGTOツアープレーヤー資格を持ち、プロコーチとしても活躍中。横浜市内にある「ノビテック・ゴルフスタジオ」でヘッドコーチを務め、3Dモーションキャプチャー計測器GEARSなどの最新機器を使ったレッスンをアマチュアにも展開中。2020年3月からYouTubeチャンネル『THE REAL SWING〜ゴルフスイングの作り方〜』をスタート!
THE REAL SWING〜ゴルフスイングの作り方〜

鶴原弘高さん 鶴原弘高/つるはら・ひろたか
雑誌やウェブで多くの記事を手掛けるゴルフ専業のライター。もちろん自身も大のゴルフ好きで、最新ギアも大好き。オフィシャルハンデは7。ゴルフギア情報を発信する会員制コミュニティサイト「3up CLUB」のキャスターも務めている。
https://3up.club



文/鶴原弘高

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