【別府・湯布院】旅人マエカワヤスユキが巡る上質な冒険記

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〜上質な冒険記〜

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『本当の旅の発見は、新しい風景をみることではなく、新しい目を持つことにある』。仏の小説家、マルセル・プルーストの言葉を愛する男、マエカワの旅の記録を不定期連載でお届け。

旅人/マエカワヤスユキ

大分 別府&湯布院

「なんて気持ちのいい自然だろう」大分空港に降り立ち、移動を始めた車窓からの景色に、心がすでに動かされた。山々が連なり、そこここを川が流れ、古き良き、ニッポンの原風景が広がっている。

釣り好きとしては、ルアーを投げ入れてみたい気持ちも湧いてくるが、まずはこの風景に絶対的な癒しを覚えて旅が始まった。

これまで国内を数多く旅してきたが、実は大分は、初めてだ。今回の目的は大きく2つ。「おんせん県」と呼ばれるここ大分の、別府と由布院の昔ながらの温泉地を訪ねてみることと、8月に誕生したばかりのラグジュアリーなリゾートという、新しい温泉宿の形を体験してみることだ。

まずは、別府の町や別府湾が一望できる十文字原展望台から旅をスタート。マエカワ流のぶらり旅を始めようと思う。

【別府】
絶景温泉地の古き、そして新しき趣に浸る。

絶景温泉地の古き、そして新しき趣に浸る。
ジャケット30万円、カットソー17万8000円、パンツ21万円、鞄45万円/以上ジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン)

【AM9:30】at 十文字原展望台

十文字原展望台は、標高500mの高さに位置し、別府湾、別府市街、天候によっては四国まで見えるという絶景ポイント。日本夜景百選にも認定されたパノラマ夜景も人気。国道500号線沿いに入口がある。

十文字原展望台

住所:大分県別府市大字野田字大窪1199-10



【別府】
晴れでも雨でも地元の人で賑わう別府一の老舗、「砂湯」の風情

「砂湯」の風情
ブルゾン8万8000円/ザ・ジジ(アマン)シャツ1万8000円/マテウッチィ(トレメッツォ)パンツ2万6000円/ジェルマーノ(ビームス 六本木ヒルズ)
「砂湯」の風情
シャツ1万8000円/マテウッチィ(トレメッツォ)パンツ2万6000円/ジェルマーノ(ビームス 六本木ヒルズ)

【AM11:00】at 竹瓦温泉

建築、雰囲気、ノスタルジー、どれもこれもがドンピシャにマエカワ好みです、竹瓦温泉。

別府駅から徒歩10分ほどの別府を代表する老舗の共同浴場。もとは明治12年に創設され、現在の建物は昭和13年に建設されたものだとか。外観も味があるが、中も昭和初期の趣そのままで、実に落ち着けて、そこにいること自体が楽しい。

この日は雨にもかかわらず、地元のお客で賑わっていた。脱衣所をのぞいたら、「どこから来たの?」なんて声をかけられて裸で楽しむ会話一つでも、旅の中身がぐっと濃くなった気がしたよ。

ここの目玉、砂湯も体験。源泉で温めた砂をかけてもらう砂風呂。体中の疲れがいっきに流れ出る感覚が心地よい。周辺では、別府=温泉のイメージを裏切らない温泉処を数多く目にする。

そして、さらに印象的なのが路地裏の佇まい。昔からある飲み屋がどこか懐かしく、散策の足取りも軽い。

竹瓦温泉(たけがわらおんせん)

竹瓦温泉(たけがわらおんせん)

創設当初は、竹葺き屋根の建物だったが、昭和13年に唐破風造りの瓦屋根を持つ建築になり、「竹瓦」と名付けられたとか。源泉かけ流しで、普通浴は入浴料金なんと100円。砂湯は1030円。別府温泉のシンボル的存在。

住所:大分県別府市元町16-23
TEL:0977-23-1585
営業時間:普通浴6時30分〜22時30分、砂湯8時〜22時30分(最終受付21時30分)
定休日:普通浴12月の第3水曜日、砂湯第3水曜日


別府八湯と呼ばれるように、8ヶ所の温泉郷を持ち、日本一の温泉地と名高い、別府市。中でも鉄輪温泉は湯煙の景観で有名。

別府八湯と呼ばれるように、8ヶ所の温泉郷を持ち、日本一の温泉地と名高い、別府市。中でも鉄輪温泉は湯煙の景観で有名。

別府八湯と呼ばれるように、8ヶ所の温泉郷を持ち、日本一の温泉地と名高い、別府市。中でも鉄輪温泉は湯煙の景観で有名。

別府八湯と呼ばれるように、8ヶ所の温泉郷を持ち、日本一の温泉地と名高い、別府市。中でも鉄輪温泉は湯煙の景観で有名。

竹瓦温泉のすぐ近くにある竹瓦小路。なんと、大正10年に造られた、現存する日本最古のアーケードだとか。別府市内にはこのような裏路地が点在し、ゆったり散策するのも楽しい。

竹瓦温泉のすぐ近くにある竹瓦小路。なんと、大正10年に造られた、現存する日本最古のアーケードだとか。別府市内にはこのような裏路地が点在し、ゆったり散策するのも楽しい。

<strong>at 由布川峡谷</strong><br/>写真の川辺に降りる入り口は、現在通行止め(2020年夏頃再開通予定)だが、約60mにまでのぼる高さの滝が幾つも続く神秘的な自然が残る。

at 由布川峡谷
写真の川辺に降りる入り口は、現在通行止め(2020年夏頃再開通予定)だが、約60mにまでのぼる高さの滝が幾つも続く神秘的な自然が残る。

<strong>at 由布岳の展望スポット</strong><br/>季節、時間ごとに様々な美しさを見せてくれる由布岳。由布院盆地を一望できる「蛇越展望台」は朝霧が見られる(諸条件による)有名なポイント。

at 由布岳の展望スポット
季節、時間ごとに様々な美しさを見せてくれる由布岳。由布院盆地を一望できる「蛇越展望台」は朝霧が見られる(諸条件による)有名なポイント。

由布市と別府市の境界付近にある塚原高原からの由布岳の眺めも絶景だ。

由布市と別府市の境界付近にある塚原高原からの由布岳の眺めも絶景だ。

江戸末期の造り酒屋を移築した「天井棧敷」で丁寧に淹れられた珈琲と音楽を楽しみたい。

江戸末期の造り酒屋を移築した「天井棧敷」で丁寧に淹れられた珈琲と音楽を楽しみたい。

茅葺き屋根の門構えが情緒たっぷりの亀の井別荘の旅館入口。

茅葺き屋根の門構えが情緒たっぷりの亀の井別荘の旅館入口。

源泉かけ流しを一晩中堪能できる大浴場「星の湯」。

源泉かけ流しを一晩中堪能できる大浴場「星の湯」。

エントランスを入るとモダンな内装が印象的。その先には、別府湾や湯煙の立つ別府の街並み、鶴見岳など、別府市の見所が一挙に見渡せるガラス張りのラウンジが広がる。

エントランスを入るとモダンな内装が印象的。その先には、別府湾や湯煙の立つ別府の街並み、鶴見岳など、別府市の見所が一挙に見渡せるガラス張りのラウンジが広がる。

ホテルロビーからのダイナミックな夜景。

ホテルロビーからのダイナミックな夜景。

「クラブインターコンチネンタルルーム」は、部屋に半露天風呂付き。

「クラブインターコンチネンタルルーム」は、部屋に半露天風呂付き。

季節の食材を用いた料理で五感から癒される。

季節の食材を用いた料理で五感から癒される。

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